死亡~そして…。
何ということもない普通の人生。
大学を出て一応王手と呼ばれている建築会社に入社し、現在1人暮らしをしている42歳のサラリーマン。彼女はいない。
両親は弟と共にシンガポールで暮らしている
俺は特別才能が無いって訳でもないし。清潔感が無いって訳でもない。なのに出世が出来ない 今でも出世をする為に残業・早期出社をしてるのだが一向に出世が出来る気がしない
なんでそんな事考えてたかって?
「おっさん!待った?」
嫌な笑顔で俺にむかって歩いて来る、イケメンな青年。そしてその隣に並ぶ美人さん
俺の後輩の寛治と、東京都一美人と名高い、受付の麻衣さんである。
そう、今日は寛治から彼女が出来たから紹介したいと言われたのだ。
イケメンで高学歴、入社3年目でもう昇進、美人な彼女。
天は二物を与えず? 天は3物を与えるの間違いでは無いだろうか。そんな事もあり、昇進の件について考えてしまった理由である。
交差点の近くにある電信柱に僕は背を寄せながら話を聞こうとしている。
「彼女って本当に麻衣さんなのか?」
と麻衣に目線を向けた、、
「初めてまして、新垣麻衣です。挨拶はしますが、この様に直接話すのは初めてですね。」
やべー緊張するーーーー 何を話せばいいのか、特技なのか スタンドなんて使えねーし デスビームも打てねーそもそも俺に彼女なんて紹介すんなよ。
「こんにちは杉野春木です。麻衣さんは有名なので紹介しなくても知っていますよ。 寛治さんとは上司命令で指導係に任命されちゃって、その時知り合ったんですよ。それ以来4年の付き合いなんですよ。」
少し雑談した後
「もう、彼女紹介し終わっただからもう帰ります?それとも飯行きます?」
「先輩メシ頼みましたよ!!」
「承知しましたよ。」
年下に敬語はやっぱり慣れねーな俺がそう思った時だった。
「「「「キャーーーーーーーーーー」」」」
なんだその悲鳴。テロでも起こったのか?
「殺すぞ、さっさととぎやがれ」
その声に振り向いたとき、金属用バットをイ〇ローのフルスイング時の2倍以上の速度で振りながらこっちに走って向かってきた、
「寛治避けろぉぉぉ」
何故だか分からないが勝手に足が動いていた
ドン!っと言う分厚い音が流れると同時に僕の頭が飛んで行った。
首だけになっても意識があると言うのはこの事だろうか・・・。
<<<スキル痛覚耐性を取得しました>>>
なんだこの通知は、、そう言えば子供の頃はずっと転生したらチュライムだった件にハマっていたなぁ、、
その記憶が蘇る。 これが走馬灯って奴か、俺の人生悪くは無かった気がする、どうせだったら異世界若返って異世界転移した……い…な…
<<<異世界転移の切符を手に入れました>>>
面白かったらブックマークお願いします!!