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ハート

「」ハート(空白の研究所)

作者: 彩煙

友人より「管理人の世界観が掴めない」と苦情きたので、書きました…

ここは?


辺りには何も、いや一本の道とは言い難い溝の様なものがあるだけだった


僕はなぜこんな所にいる? そもそも僕は誰だ? そして一人称も『僕』であっているのだろうか…


何も判らないままその溝を歩き続けると、はるか彼方に光が見えた 


あてもなくその光の下へと行くと、その光の正体はこの扉の中に在るらしい


ほぼ無意識的にその扉を開けた


すると、中には巨大な球体(正しくはプラネタリウムの機械の様な物)があった


さらに奥へ進むと何かが緑色をした液体の中に浸かっていた


「どうかされましたか?」


「!? 誰だ!」


僕は恐怖と同時に少しだけ安心を感じた こんな所で人と出会えた事に、だ


「『安心』と『恐怖』が同時に出てきますか。相反する二つのモノが同時に。興味深い…」


「あなたはいったい… そしてここは何処ですか? 僕はいったい何なんですか?」


その男は全身を黑い服で覆いフードを被っていた 顔は、見えない


「落ち着いてください。ここは「」の研究所」


「研究所? 何のための?」


「一つずつ話すので黙っていてください。ここは「」の研究所。そして私は名の無い「世界の管理人」とで


も呼んで下さい。最後にあなたは『人間』です。そうです。誰もが知っている人間ですとも。


この研究所はその『人間』の『心』や『傷』についてのものです。傷と言っても外傷などではなく『心の


傷』です」


僕が人間?何を言っているんだ 聞き返そうとしたとき男の顔が否、まず、顔が無かった


そんな僕には気にもかけないで男は続ける


「先ほど貴方が見ていたのは『心』ですこれを中央の機械に通すことで現実世界へと繋がり対象の過去に


リンクする事が出来、色々と弄る事が出来るのです。まぁ、理解は出来ないでしょうけど…


では本日はここまでとしましょう。次回から『心』や『傷』を視ていくので楽しみにしていて下さい」


男が指を弾くと僕は研究所の外へと出されていた


「」の研究所 管理人 心の観察 …その中には共通点など存在していなかった



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