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ななわめ。しっぽ会議開会の巻。

おひさっす。

戻って来ない弟と私を心配してか。もしくはお母さんにパシらされたのか。お父さんが部屋に入ってきました。


「何が、何があったんだ!?」


お父さんたらびっくり仰天。崩れ落ちたままの弟と、それをカメラに収める私。そしてわたわたしているお父さん。なんなんでしょうか、この状況。


「どうしたのー?この騒ぎは何ー?」


さらにお母さん降臨。

今ここに我ら白鳥家が全員集合しました。しっぽさんもクエスチョンマークの形を真似て疑問を問いかけてきます。


『何でこんなことになったの?』


って。それは勿論、しっぽさん。ひとえにあなたのせいですよ。けっして私には責任はございません。ええ、けっして。

…とりあえず、弟も起きてきたところで。みんな一階で一息つきませんか?


~・~・~・~・~・~


と、いう訳で。第1回白鳥家しっぽ会議開会です!

議長はこの私、白鳥美花子が務めさせていただきます。では、まず議題から。

議題はズバリ『このしっぽって、何なの?』です!


「はい!しっぽはしっぽです!」


「はい。お母さんの言う通りしっぽはしっぽです。」


「なぁ、そうじゃなくてさぁ…。コレがなんで生えたのか、どういうものなのか、とか。まずそこらへん色々調べるべきなんじゃねぇの?」


弟はしょんぼりしてしまったイヌのしっぽを弄り回しながら発言します。が、しかし。


「弟、発言は挙手でお願いします。でも、そのとおりです。」


「めんどくせぇ…。」


議会でも挙手制は絶対だって友達の優子ちゃんが言ってましたからね。弟相手でもこれは譲れません。


「はい。体の方は大丈夫なのか?」


「今のところ何も。弟は?」


「………別に。どうもないけど。」


お父さんは子供達の体のことを心配しています。心配ばかりのヘタレお父さんらしい意見です。


「では、弟から出た『しっぽの生えた原因』、『しっぽはどういうものなのか』という意見を採用し、明日からその二つを探っていこうと思います。それでは以上で第1回白鳥家しっぽ会議を閉会としたいと思います。カンカーン。」


「…明日から?今日からじゃなくて?今日は何にもしねぇの?」


「今日はもう疲れたのでまた明日からにします。弟も今日は二度寝でもしたらどうでしょうか。」


無論、私と一緒に。


とりあえず、明日から色々始めますかね。







「また明日じゃねえよおお!!!」




最近はまだ寒いっすね。

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