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街賊悪漢 新東京屑  作者: 火村虎太郎
===あと三人===
52/73

48. ヤリマン・・・

撤退した亜美だったが・・


(よしっまだ居る・・)亜美


すぐ着替えてこの六本木に駐屯する渋谷殺戮を隠れて監視


「はははっ久々の夜だな」

「早すぎて眠いよ」

「俺等から言わせれば夜じゃなくて昼だろ」

「てか、街にこの時間から出るの久々~」


(もう23時だぞ・・)亜美


「深夜二時からが俺等の活動時間だしな」

「表に出るのも久しぶりだな」



(やっぱり・・間違いない・・)


亜美が気になっていたから戻ってきた・・


『・・これ、差し入れで・・』

『明日の夜に・・』

『持ってきました』


(監禁されてた部屋・・の隣?に居た兵隊だ・・)亜美


間違いない。あの時聞いた声。


拳鍔の『寮』の住民である。


(あの時も確か朝出て行ったのは数人。全部じゃなかったはず

 ・・よかった・・あんな連中の監禁部屋に攫われてたか・・)亜美


巻の拷問だけでよかった・・そう思える・・


(ありゃ凍ったナイフみたいな男だな・・・)亜美


不良でも喧嘩屋でもない・・

武器そのもののような・・

刃の付いてない面も、触れば凍傷を起こしてしまうような・・


(世に出せないような集団か・・それさえ出してきた・・)亜美


寝た子を起こしたような・・


(んで、なんとなく分かる・・直感だけど・・

 あのリーダーっぽいあのナイフみたいな子・・・)亜美


まるで巻・・

いや、きっと・・・


(あれ、巻が好きだぞ・・バイ(両性愛)か・・)亜美


巻より分かりやすい・・

しなやかだ・・何か動きが。

一つ一つの日常の動作さえ、風をしなやかに斬るような・・


「もう帰るか?」

「もう不良居ないしな」

「まあ、あれだけの乱戦のあとだと誰もやらねえだろ」


帰りだすメンバー

亜美はこのメンバーを追う・・


巣が分かれば、必然的に拉致されていた場所が分かる・・


だが・・


(徹底してる・・さすが・・)亜美


メンバーはバラバラに散っていく。


このリーダーと思われる男は途中で着替えて・・


「おうっ」

「飯買って帰るか?」


またさっきの一人と合流

この一人も何処かで着替えた模様・・


二人でコンビニに入り・・


「温めますか?」店員

「全部温めて」


これで確定・・・

こいつらの家・・

いや、『寮』は・・・


六本木・・この付近。


「マジか・・・」亜美


六本木で攫われて、二時間車で移動して、また六本木・・

その場所は・・・


「ヤクザの本部事務所の上じゃねえか・・」亜美


飲み屋街の真裏に在る人通りも少ない路地に在る建物

唯一ある階段とエレベーターは、

出入りするヤクザで一般人には到底近寄りがたい

一階は普通のテナントで二階がヤクザ事務所だ。

そして・・


(ベランダがあるのは、三階と四階・・これがマンション・・)亜美


こちらも・・鉄壁のガード・・


巻の爆撃のガードを利用したの新宿の部屋・・

千夏の治外法権のガードを利用したの湯島の部屋・・

そしてヤクザ事務所のガードを利用した六本木の部屋・・


そして、


「復活を許したOBが巻に付いてるって事か・・」亜美


亜美に唯一無いものが、いわばバックである。


「だけど、あんまり関係ないか?」亜美


今日の拳鍔にしても・・・


「進藤やったのは、エースオブドラゴン系の先輩・・」亜美


ぶっちゃけ、拳鍔はエースオブドラゴン系だ・・


そしてまた亜美の強力な思考回路が答えを導き出す・・


(四部夜!四部夜の一部の半グレか!?)亜美


きっと、四部夜の40代の半グレの中に・・


「初代渋谷殺戮の残党が居るのか・・」亜美


直系が居ないと継がさないはず・・


何よりすごいのは、

この初代の連中が渋谷で生き続けてきたという事だ・・


(そうか・・表に出れないのか・・)亜美


過去の数々の犯罪で未だに表に出れずに居る悪党達だ。

出るチャンスは過去にもあっただろうが、

それを拒み闇で生き続けた連中・・


「新派閥立ち上げるつもりか?・・」亜美


すでに拳鍔は、その辺の弱小暴力団より、

はるかに大きな組織だ

シノギ・兵隊・組織力・カリスマ・


だが、結局それさえ抑えてる千夏


「くそ強ぇえな・・あの女(千夏)・・」亜美


(えっと・・・巻とリオがデキてんだろ?・・・・・)亜美


亜美の思考回路がまた強力に回転しだす・・


リオが湯島取った・・巻の考えか?

愛羅は?もう終わってる?あの女が?

それに千夏が巻がヤラれて黙ってる?

だが、やったのは千夏の先輩格・・


巻・・リオ・・愛羅・・千夏・・

エースオブドラゴン・・拳鍔・・殺戮・・半グレ・・

湯島爆撃も名前も変えるはず・・



「・・・まずい・・下手したら、

 何もかんも、弾かれて飛んでくぞ・・」亜美


まだ亜美しかたどり着いてない考え・・

先の先を見る亜美・・


それでもやはり、鍵・・ターニングポイントは、


「明日の示談交渉か・・」亜美


でも、その前に・・


「すいま・・せ~ん・・」亜美

「ああ!?なんだねーちゃんっ!用か?」ヤクザ



「・・ここって、今、空き部屋在ります?」亜美




~~~池袋~~~


池袋に戻ってきた長山達・・


「おうっ、使えや俺ん所の個人兵隊も」

「かわいいわ勢いある後輩は。」

「あざああぁああっす!」長山


「よろしくな大将っ。俺等小さいチームだけど」


「おうっよろしくこれから!」長山


池袋には、元々、池袋喧嘩歩兵連隊と、

この五代目一刀両断が存在している。

昔からある池袋の構図だ・・東口と西口・・

今は、東口の歩兵(今は長山の傘下)と西口の五代目一刀両断


まだまだ東京にもこの五代目一刀両断のように

この抗争にケン、いわゆる様子見のチームは存在する。


「じゃあ初の連合になるのか・・」

「チーム名はどうする?もう湯島はねえだろ・・」爆撃総長


爆撃系とエースオブドラゴン系の連合・・


「でも、いいんですか?一刀両断はいわば、千夏の傘下・・

 エースオブドラゴン系では?」爆撃総長


「気に食わねえんだよ、あのアマっ」

「ガキが偉そうにしやがって、やったれ長山ぁ」

「押忍っ。」長山


(困った・・・今度は俺が板ばさみになる・・)爆撃総長


このくそ先輩の・・




また兵隊の増える長山

湯島を押さえて資金力もアップしたリオ

渋谷殺戮さえも出さねばならなくなった巻・・



それでも、この人の考えは・・


「♪ズンズン・・」大音量のクラブミュージック


「拳鍔が抜けてる・・・」亜美

「ああ!?何か言った?亜美ぃ?」中根

(うわっ、ら、乱交してる。すげえ!)コバヤ


亜美の遊び場に再集合した三人。


眠れない・・


何を奪う?

簡単に考えれば拳鍔のすべて・・私が二代目に・・

もしくは、金・・


だが拳鍔を奪ったとこでチーム名だけだ・・

機能はしない・・

千夏との連合も解消になり、

それこそ巻のエースオブドラゴン入り・・


(・・なるほど・・)亜美


先を見る亜美・・

頭の中で色々なシュミレーションを繰り返す。


「コバヤ行ってこいや・・」中根

「へへっ・・へへっ・・」コバヤ


ドラッグで、すでにトンでるのか、

コバヤは、ふらふらと乱交してる連中の中に


中根は・・


「ガっ!」


「なっ?何?」亜美


亜美を押さえつけて・・


「頼むっ・・なんでもするから・・」中根

「嫌だっ!絶対嫌!!」亜美


もう抑えきれない感情。このエロさに・・


「処女じゃねえんだからいいだろ!

 よくやってんだろ!色んな事をよ」中根(ヤリマンなんだろ!)

「くっ!やめっ・・!」亜美


男の力には敵わないものである・・


そう・・ヤリマンだ・・私は・・


「うっひゅっぅ・・ぅ・・・・・」中根が亜美の服を無理やり脱がし・・


はだけた服に派手な下着・・・綺麗な・・白い肌・・


「・・・どうぞ・・どうせ、ヤリマンだから・・」亜美

「・・・すまん・・・無かった事にしてくれ・・」中根


あの亜美の目から零れていた涙の後が分かったから・・

覚悟を決めたのではなく、泣くのを止めたのだ・・


それと、この亜美にも同じように・・


「・・・がんばるわ・・お前の為に・・」中根

「・・ありがとう・・『バカ』さん・・」亜美


中根の背中には長山にナイフで彫られた『バカ』の文字がある。


「一緒だな・・」中根

「言わないで・・誰にも」亜美


「ああ・・。さて、俺もコバヤと遊んでくるか~

 見てよ、アイツも実は、『ドーテー』って彫られてんだよね

 巻にやられたんだってよ背中に。ははは。」中根


なるべく明るく・・大した事ねえよと・・


「ははっ、ほれっアイツ童貞を乱交で失ったぞ」中根

「はは・・じゃあ経験有りに変えてあげないとね」亜美


(ふふ、気~使うんなら最初からするなよ・・

 でもありがと・・止めてくれて)亜美


中根の下手な元気付けの芝居というか・・



でも、あのくそやろう・・私の綺麗な肌に・・

それに人前で・・



亜美にもナイフで大きく彫られた文字がある


女としては、見せたくない・・

セックスに対しても、臆病になるほどだ・・


胸から腹にかけて大きく彫られた・・


『ヤリマン』の文字・・・



もう負けない・・今度は勝つっ!


「ははは・・明日だ・・待ってろ・・千夏・・」亜美


お前の何もかんも・・

奪ってやる。

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