5. 揺さぶるな・・
まずは、売名だ。
他にも派手に遊んで・・
「ねえ、巻さんって、すごくやさしそうですよね」キャバ嬢
「仕事に情熱持ってる人って感じでかっこいいです」キャバ嬢
「おいしいお店とか知らなくて今度教えてください」キャバ嬢
「よかったら、これ(電話番号)今度相談に・・」キャバ嬢
嘘つけよ・・くくく・・
はっきり言えよ・・
金に抱かれたいってよ。
まあ中には、ストレートほおってくる奴も居る。
ぶっちゃけ、こっちの方がいい。
「私、指名してっ巻さん」
「今日ご飯連れてってくださいよ」
「私、今彼氏いませんよ」
まあ、嫌いじゃないけど・・
ここ六本木で巣を張るには、女は必要不可欠だ。
それも、ポンコツじゃ駄目・・もっと、熱くさすような・・
「悪党に抱かれたい・・」キャバ嬢 愛羅
・・・突き抜けて来やがる・・
おめえの方が・・悪党だよ・・
俺を熱くさせやがる・・
「また来る・・指名は考えとく・・」巻
「ええ。また」軽くニコっと笑う愛羅
今日は、くだらねえ女が抱きたいから・・
「あっ・・あっ・・あっ・・」
くだらないセックスだ。
こいつは、愛羅とは別の店のキャバ嬢。
あの後、別の店で拾った女。
ちょっと、六本木ってだけで何か違うかと思ったけど、
もっとうまい役者を演じろよ・・
「ねえ・・キスしてくれないの」女
「・・・必要か?」巻
「・・・・うん・・」女
くくく・・
「ほれっ」
そう言って10万くらいを女に渡す
「・・お金が欲しくて、エッチしたんじゃないよ・・」女
やれ、俺の事が好きだとか・・運命感じただとか・・
もっとねぶる気ね。ふふ・・だから三流なんだよ
「じゃあ、返せや。くく・・」巻
「・・あっ・・うん。いいよ・・」女
なんだその間・・
だせえ・・
だから稼げねえ・・はっきり言えやっ!もっと欲しいってよ
この出所の分からない汚い金がってよ。
「付き合わねえぞ」巻
「えっ!ちょっと待ってよ、じゃあ何で・・」女
「・・・冗談だよ。よろしくね。」巻
やさしく女を抱きしめる・・
冷めた顔から、やさしい笑顔に
「へっ・・へへ・・もうっ!」女
恐そうな奴、得体の知れない奴が、
今、お前だけに微笑んでいる
後は・・
「はいっ。これでもっと綺麗になってね
お店でも一番輝いてて欲しいから」巻
「へへ・・ありがと。じゃあ、新しい服でも・・」女
先ほどの金の罪悪感を取ってやる。
そしてタクシーの支払いの時にさりげなく見せる札束
どう?文句ある?くく・・
「またね、おやすみっ」
そういって、軽く頬に口付ける女
「ああ・・」巻
(バカヤロウが・・揺さぶるな・・今・・俺の感情を・・)巻
非情にならないと押し流される・・
要らないんだ・・今は・・恋なんて
抜けてやる・・・
俺が・・突き抜けてやる・・
「お客さん、次はどちらまで?」タクシーの運転手
「・・・・六本木・・・・」巻
まだ終わらねえよ・・夜は




