表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
街賊悪漢 新東京屑  作者: 火村虎太郎
===新時代の抗争===
42/73

38. 新時代の後継者達

トップ会議当日


「くっ・・ぐはぁ!」長山

「堪えろっ。もっと強く巻くぞ!」


メンバーにサラシを強く巻かれる長山


「無理ですって、折れてるんですよ!」看護師

「うるせえ!ぜってー行け!ちょーすけ」

「当たり前だ!こんな恥晒してたまるか!」長山


病院からタクシーで新宿に向かう長山


~~~渋谷~~~


「・・・・・」巻

「・・巻ぃ・・」千夏


「えっ?あれっ?千夏さんか」巻

「わかんないもんでしょ」千夏


渋谷で千夏さんと待ち合わせして


「いいね・・」巻

「ふふ、何が?」千夏


何もかも。

変装で短い髪のカツラにでっけ~サングラス。


「車で行くよ。鉄也の運転」千夏

「うん。場所よくわかんないし・・」巻


歌舞伎町のその通りに行けば分かるって・・


~~~新宿~~~


「・・・すぐ分かったね・・」千夏

「なんだ?このギラギラ・・」巻


もう、店の入り口からギラギラ・・

歌舞伎町にある有名なガールズバーらしい・・


先に俺が車から降り、

ドアの角に手を添えて、千夏さんが降りるのを出迎える。

その千夏さんの後に続いて店に入っていく。

まっ、ボディーガードみたいな感じ。


王様の格ってのは兵隊が作り上げるものだ。


「・・すげえな・・」

「ああ、巻もしっかりしてる。」

「近づく者は、すべて撃ち落とすぞ・・って感じの睨みだな」

「ああ。あれが渋谷のトップだ。女だなんて舐めれねぇ・・」

「風格がすげえな・・まだ18だろ?」


王様がいいように見られれば、気分はいい。


んで、ここは新時代の俺でも、すげえって思うほどの、


「これでもかってほど隙間もないほどギラギラだね」巻

「貸しきったんだってよ、今日。」千夏


結構広い店内に俺達が一番最後に登場。


「すげえ・・みんな水着で踊ってる」巻

「ふふ・・歌舞伎町って感じね」千夏


他は、どこだ?って思ってたら


「おうっ、こっちだ」総長

「・・・・」千夏


って、この熱い異様な空間の中に、冷え切った場所・・


まあ、仕方ないって言えば仕方ないけど・・

一番奥・・上座に座る爆撃総長。

てか、この総長と千夏さんってどんな絡みするんだろうか?


(くく・・油汗掻いてるバカが居やがる。)巻


総長の少し後ろで、手を後ろに組み綺麗に立っている長山。


「スッ・・」っと、俺が千夏さんの席を引き、千夏さんを座らす

そして俺も千夏さんの後ろで、ボディーガードのように立ったまま。


千夏さんが総長の左・・

そして、対面には・・


「あいさつも出来ないの?」愛羅

「誰?これ?」って千夏さんが俺の方見て


(わはっ)巻


なかなかの先制パンチだ。

それより気になるのが・・

その愛羅の後ろで立っているのが、リオ。


そう・・これが新時代の構図だ・・



「・・・呼んだのは、他でもねえ・・だが・・」総長


「ガチャーーン!!」っと、いきなり総長が目の前の物ぶっ飛ばして


「まず、あいさつしろやぁ俺に!」総長


(こ・・こえぇ・・初めて見た・・この総長がキレてるの)巻


「ブルっ・・」と震える長山


これが構図だ・・

この最初のこの人の言葉がそれをよく分からせる。


「うっ・・・六本木の愛羅です・・」愛羅


総長と仲いい愛羅。

いや、年上でどっちかって言うと、

この総長を今まで引っ張ってきてのが愛羅だが、

ここではきっちり敬語。


「・・渋谷の千夏です、どうも・・」千夏


まあ、千夏さんはこんな感じだ。


んで、シビれた・・


いつか俺もと・・

そしてこの長山とリオも思っただろう・・


「俺が、東京の・・・」総長


東京の・・

そう新宿じゃねえ・・

東京のトップ・・覇者・・


そう、これが構図。もう決着は付いてるのだ・・

渋谷を制した千夏

六本木を制した愛羅

東京を制した総長


そしてそれぞれの側近、後継者。巻・長山・リオ

この俺等三人とプラスアルファーがそれぞれの利権取り合いしてるだけだ。

いや、かき回してるだけ・・


まあ、あいさつの後も、やはり総長が怒っている・・


「てめえは、俺の言う事が聞けねえのか!」総長


愛羅の引退問題だ・・

これ、引退かと?


「やってる事は、千夏と一緒じゃねえか!」総長


(千夏・・)巻


まあ、これは置いといて、確かにやってる事は一緒。


そして同じ爆撃系だが、飛鬼が合流した事でさらにおかしく・・


「わかんねえなら、潰してやろうか?

 そっちの方が早いか?・・おいっ、長山ぁ~」総長


「はいっっ!!!」長山


「潰せ・・六本木。池袋の歩兵は湯島にやるわ」総長

「押忍っっ!!」(しゃあ!)長山


「長山ぁ、私のチーム潰そうって言うの?」愛羅

「うっ・・いや、と・・飛鬼だけ・・」長山


「なにぃっ?俺ぁ、『六本木』潰せって言ったんだ!

 全部だろうが!」総長


「おっ・・押忍っ!」長山(くそっ・・やっぱり板ばさみ)


「なにをっこのガキ!リオ潰したれっ

 六本木の歩兵は、もうリオにやるわ」愛羅


「はいっ。」リオ

「そ・・そんなあ」長山



勝った・・・

冷静を装え・・

なんて理想的展開だ・・

こんなにあっさり行くとは・・


だが、丸く治まる秘策に気づいた男・・・


長山がリオに向かって・・


「俺の女にしてやろうか?

 そうすりゃ、あっさり終わる・・」長山


そう・・・爆撃系の大連合だ

これが成れば、もう長山の東京制覇だ。

いくら渋谷大連合でも、湯島・池袋・六本木・飛鬼を相手には・・

こんなにも東京制覇の最短ルートがあるとは・・


「・・・おめえも、巻も東京に要らねえんだよ」リオ

「何っこら!ガキが!」長山

「ぶははは、フラれたなぁ長山ぁ」総長



くく・・舞え・・俺を乗せて・・


「・・じゃあ構図は、このままでいいんだな・・」総長

「アナタ(総長)も、出ないでよ完全に・・」千夏

「おめえは、まだ出るんだろうが!」愛羅


この三人が現場に出る出ないの話だ。

正直、千夏さんには指揮して欲しい。

この総長や愛羅もだが、指揮すれば兵隊は二割増し。


(だが、千夏さんは三割増し・・)巻


「・・・長山ぁ・・お前はどう思う?」総長

「・・・指揮だけして欲しいです。士気も高まりますし。

 でも、戦闘へは参加して欲しくないです・・」長山


自分の力で取りたいから・・


「・・リオは?」愛羅

「・・同じです。私を信じて指揮はしても、

 兵隊全部私に動かさせてください」リオ



「・・巻ぃ・・」千夏

「はい。ただ特攻服、風に靡かせてるだけでいいです。」巻


それだけでいい。

後は、俺が。


俺も絶対負けさせたくはない。

千夏さんが人を育てるのは下手だったなんて、

誰にも言わさせない。

すべてパーフェクトでいて欲しい。


そう、この三人の最後の戦いだ・・



「まあ、絶対・・」総長

「うん。当然・・」愛羅

「うん、勿論・・」千夏



「俺が育てた後継者が一番強いんだよ!!!!」総長

「私が育てた後継者が一番デキがいいんだよ!」愛羅

「私が育てた後継者が一番突き抜けてんだよ!」千夏


「ぐっ!!!!」っと拳を握り締める長山

「スッ・・・・」っと目を閉じるリオ

「にっ・・・・」っと笑う俺・・


ありがたき御言葉。

構図は出来た・・・

弟子の戦いだ。この人達の誇りを賭けた。

誰が一番いい奴育てたかの。


これで、この三人も上に上がる前に決着が付けれる。

才能を見る目・・教育・・指揮・・

次の覇者選び・・



そして・・


見えて来た・・・東京制覇が・・



(いや、待てよ・・)巻


確約がないと・・


「勝ち負けが曖昧ですが・・」長山

「ですね・・」リオ


(うん。それ・・)巻


「昔やったルールで行くか・・」総長

「ああ・・あれだと分かりやすいし・・」愛羅

「前の時代のか・・まあこれだと長引く事もないか・・」千夏


なんだ?

変なのは止めてくれ・・


「頭の残機は、一人、一機!」総長

「一回でも、負けたら負け。」愛羅

「・・動かなくなったら負け」千夏


「なっ!」リオ

「しゃああ!シビレるぜえ」長山

「ぶはははは」巻


そんなギリギリの戦争するのか?


この新時代で・・・


くく・・


たまらねぇ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ