4. 悪党に乾杯
裏事情を知ってる奴等のほとんどが、
俺達の事を、カスだと思ってる・・
この渋谷の何次団体か分からない、クソみてえな暴力団も・・
「拳鍔~?まあ勝手にやってろや」
「四部夜の末端のガキか・・」
「万引きする位の、ちゃちな不良だほっとけ」
一応地元暴力団に新チーム立ち上げを挨拶に。
んで・・
「巻君、これからもよろしくね。鉄矢君も
しっかり稼いでよ。ははは」男
この男、あの万引きの時に親代わりでやって来た男だ。
窃盗品買取の窓口も兼ねている半グレだ。
そう、四部夜の・・一部の人間だ。
「くく・・」笑いを堪える鉄矢
そりゃそうだ。
俺が本当の自分等のトップだとは思ってない・・
いや知るはずがない。これくらいのバカなら。
「さて、行くか・・」巻
「おうっ」鉄也
六本木だ・・
「なっ!」
「マジか!!」
「くくく・・街中のクズ共が集まってんのか?」鉄矢
「まあ、所詮貧乏人だ。」巻
特攻服を着てたむろする暴走族系の者・・
同じ色で合わせた、いわゆるギャング系の者
荒れている・・そうすぐに感じる。この六本木が
だが、俺達が一番視線を釘付けだ・・
「渋谷拳鍔?」
「喧嘩チームか」
「渋谷!?」
「マジか?乗り込んで来たのか?」
「・・・・あいつらか?」
「はいっ・・多分こないだは弱い振り・・」
お洒落で外の街並みが見えるバーで、
たむろしている六本木喧嘩歩兵連隊
今この六本木じゃ三本の指に入るチームだ。
当然、それなりに金持ってるし、
優越感?・・自慢?
俺達は、お前等みたいに、
路上で缶ジュース飲んでる貧乏人とは違うんだぞアピールも・・
「あの時最後、目が座りました・・
そしてニヤっ・・と。正直・・ビビりました」
「よく分かったな・・・
それなりの奴が見れば分かるよ・・雰囲気・・オーラ・・
あれが、渋谷の一等地のチームの大将か・・」
きっと、悪党だ・・飛び切りの。
そして話の最中に、
「くくく・・昔から渋谷のあの場所に居る連中が
最高の悪党って決まっててな・・」
「お疲れ様です」「お疲れ様です」
まあどこにでも居る不良チームのOB
「最近は、その流れも途絶えたと思ってたら・・」OB
「・・・・・」
「・・・居るじゃねえか・・まだ悪党が・・
今までとは、また違うタイプか・・」OB
「俺達、新時代って言われてて、昔を知りませんから・・」
とりあえずこちらも様子見だ。
行き成り全面戦争なんてバカな事はしない。
ただ渋谷拳鍔の行進を眺める・・
拳鍔は、まずは売名行為だ。この六本木に巣を作る・・
押さえるのは当然ここだ・・
「奴等はキャバクラか・・」
「よく分かってんな・・」
何よりも押さえなければ行けないのはお水だ。
このいわゆる夜の住民に発着される情報が何よりも重要だ。
それなりに有名なキャバクラに入り
「ドンペリ5~6本持って来いや」
「好きなの飲めよ」
「はっ・・はいっ」キャバ嬢
驚く客にキャバ嬢。
僅か17~8のガキがテーブルに4~500万の現金バラ巻く。
異様・・
絶対に分かる・・
綺麗な金じゃない・・
「ぶぅーーーーーっ!」
「えっ?」キャバ嬢
「ははは、万札で鼻かみやがった」
「汚いねぇ捨てとけよ」
これでもかって位に見せ付ける。
「くくく・・」鉄矢
「何がおかしい?」鬼巻
「ドンっ」っと、鉄也がテーブルに足を上げ
「悪党に乾杯・・」鉄矢
札束の上に土足で・・
「くく・・・ああ」巻
「ドンっ」と、巻もテーブルに足を上げ
「東京最強渋谷拳鍔に。」巻
グラスを交わす音・・
宣戦布告のゴング・・
さあ、はっきり言ってやる。
悪党に抱かれてえ女は、俺に抱かれろやっ
東京一のクズに・・




