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街賊悪漢 新東京屑  作者: 火村虎太郎
===新時代の抗争===
37/73

33. くそバカっ!。

いつの間にか隣に来ているリオ

焼肉焼きながら・・


「別部隊で強力な兵隊10人ほど動かせます」リオ

「チームXね・・」巻


何でもかんでも言ってくる・・うそ偽りなく。


「先に聞いときたいけど・・」巻

「ええ。どうぞ」リオ


理想は?・・お前の・・


「・・・・・正直この抗争って・・」リオ

「言いにくそうだね・・いいよ、言っても」巻


「もう、巻君終わってますよね・・」リオ


くく・・


「本人はまだ始まったばかりだと思ってるけど・・」巻


世間は盛り上がってるように思うけど・・

リオの考えは違う。

いやっ、それを聞けば・・

違う。言われたくなかった・・


「千夏さんと愛羅さんの戦いですよね・・ぶっちゃけ」リオ

「・・・・・・」巻


そう・・俺も千夏さんの駒か・・

いや、千夏さんが居ないとあっという間に潰されてる。

千夏さんと仲良くないと、拳鍔なんてエースにあっという間だ・・


今は、ただ千夏という女王の為に?


「草食の不良だから女の方が強いんだろうね・・」巻

「いいんですか?千夏さんの下で・・」リオ


なるほど・・


「お前がこの千夏と愛羅の戦いに入りたいのか・・」巻

「いえっ巻を頭に・・女帝として。」リオ


「・・・本気で俺と組むの?」巻

「ええ。巻とならこの六本木で心中出来ると思ってます。」リオ


六本木心中?

アナタなしでは、生きてゆけぬ・・か。


「そこまで好きだとは思えないけど・・

 それに、急にこんなこと・・」巻


「・・千夏さんがそうさせました・・」リオ

「どうして?」巻


何もかも持っていく・・

まるで東京のすべてを奪い去るかのよう・・


「伝説のチームに単車・・さらに巻まで・・」リオ

「んで、お前も素直に欲しいものは欲しいと?」巻


まあ、同世代ならコバヤ。

巻の世代なら長山も居るけど・・


「ええ。男では巻が抜けてると思います・・後は・・」リオ

「進藤君ね・・・・」巻


今、聞くべきか・・

進藤・・愛羅・・


「ダメになる前に・・壊れる前に手に入れときたい・・」リオ

「俺がか・・」巻


「愛羅さんの事好きでしょ・・」リオ

「綺麗だね・・」巻


そう言うしかない・・


「んで、千夏さんの事も・・」リオ

「言えると思うか?好きだなんて・・」巻


本当バカだ俺は・・


ダメだ・・話逸らそう・・


「・・女って、どうして男が浮気してるのすぐ分かるの?」巻

「簡単ですよ・・」リオ


匂い・・


「敏感ですから、他の女の匂いに・・」リオ

「なるほど・・」巻


「だからタバコくらいでは、ごまかせませんよ匂いは。

 焼肉くらいじゃないと・・・」リオ


今度は自然に舌が潜り込んで行く・・

どうしたんだ俺は・・

絶対ダメだから?この違和感を欲してる?

リオとキスしてるっていう違和感が・・


もう毒食っちまった・・


何度も何度も口から伸びる糸で遊んでるリオ

舌から途切れては、また滑り込ませ、途切れては滑り込ませ・・


「ピピピ・・・」


香奈からだとは、二人とも分かってる。


「・・もしもし~」巻


~~~~~~



巻に電話している香奈


「プッ・・プッ・・プルルルル・・」


「・・もしもし~」電話の巻


「うん、今終わった~どこ行けばいい?」香奈


「えっと・・ヌチャ・・そうだね・・っチャ・・」巻

「もうっ!ご飯食べながら話てるでしょ」香奈



~~~~~~


香奈との電話中にも舌を入れてくるリオ

このギリギリのスリルに溶けているのか、楽しんでいるのか・・


「・・リオが、こないだ一緒に飲んだ所でってよ・・」巻

「おお~じゃあそこで集合ね。」電話の香奈


電話を切る巻


「どうしてくれるの・・これ・・」巻

「ははっ・・私も・・」リオ


お互い情けない・・膨らんだモノに、濡れたモノ


「・・・不思議な感じ・・」巻

「まさか私とキスするとはって?」リオ


気にもしてなかったのに・・


今一番攻撃力を持った女に、

不思議とその才能に・・

舞い出したこの女に・・引き込まれていく


「巻君は今まで通りで・・」リオ

「影の女に徹するとでも?」巻


「はいっ。今は・・あっ・」リオ


今度は俺から滑り込ませてやる・・


舞え・・俺を乗せ・・

俺も欲しい・・・・

永遠の伝説になりたい・・

いつだってアウトローならこの六本木で名前残したい・・


香奈と合流して・・


「聞いたよ。別れたんだって?」香奈

「ええ・・変わりましたんでアイツ(中根)」リオ


(確かに・・)巻



~~~~~


六本木の路上で一人で居る中根の所に飛鬼の兵隊が・・


「・・どうしたんだよ中根・・リオとも別れて・・」

「まあ、うまく行かなかったってだけだ・・」中根


「・・・まさかお前が新時代の不良になっちまうとはな・・」


こないだの東爆が現れた時もそうだ。

今までなら負けるって分かってても突っ込むような男が、

巻のように、くそ汚い逃げ方で・・


「嫌なら、付いてくるなや他の兵隊みたいに・・」中根


他の飛鬼の兵隊はリオに付いて行く事に。


「嫌って・・今、現実にお前最低だぞ!」


分かってる・・


「僅かなチームの売り上げ金も一人全部持っていって、

 キャバクラに使ってんじゃねえか!」


分かってる・・


「俺等だって、生きていくのに必死なんだよ!

 リオは身銭切ってでも、俺達食わしてくれる」


分かってる・・


「・・どうして、リオじゃなくて、あの女に入れ込むんだよ・・

 リオが逃げたのも、これが原因じゃねえのか?」

「・・・ただ、ヤリてえだけだ。いい女と」中根


「・・・おめえ、本当にその背中通りになっちまったな・・」

「・・『バカ』ってな・・」中根


本当にバカだ・・俺は・・

ちょっと、言い寄られたキャバ嬢に、なけなしの金使って、

女とも別れて・・


「んっ!?おいっ、『バカ』が居るぞ!バカが」湯島兵隊

「んっ、はは~おいっ遊んでやれやっバカタレと!」長山


「うわああぁ!ゆっ、湯島!」中根


走って逃げていく中根。


(無様・・あれほどカッコいい男だったのに・・)飛鬼兵隊


年下の飛びぬけた才能に、いじめられる・・

最近街じゃ花の17トリオだとか言われてるみたいだ・・

確かに一個下のこいつらの名前が鳴り響いてる。


巻・・長山・・五十嵐・・


くそっ・・もう兵隊もいねえ・・

それでもまだゲリラ戦で戦う・・

今は逃げとけばいい。

やり合え・・どこと、どこでもいい。

また盛り返すまでまでは、逃げでいい

最後に勝てばいい・・


絶対に・・


「湯島を取り戻す・・」中根


俺の巣を・・

ぶち殺してやる・・俺の背中にバカの傷を彫りやがった・・


長山・・


「・・待ってたぜぇ。出て来るのをよガキっ、わはははは。」中根


隙見せやがったら・・やってやる



「居たぞ!殺せ~」


(うわっ、でもその人数はマジきついわ・・)中根


「あれっ?中根くん?」後ろからキャバ嬢が話しかけ・・


「んっ!おお~助かった、亜美っ飯行こうや」中根

「ああ、いいよ。帰るとこだったし」亜美



「なっ!くそ、お水・・」

「くっ・・」


「・・・付いて行け・・女と別れたら、狙え・・」長山

「・・押忍・・」


しばらく歩いて・・


「まだ付いてくるけど・・」亜美

「ああ・・」中根


分かってる・・分かってるけど・・


「チャラ・・」


ポッケに突っ込んだ手で小銭を数える中根


(これが・・100円玉・・おっ、これ500円・・)中根


「・・・ねえ・・何食べるの・・もう歩くの疲れたよ・・」亜美

「あ、ああ・・らーめんでも・・」中根


もう、どうしようもねぇな・・

キャバ嬢飯誘って、らーめん?

なんて器量がないんだ俺は・・

マジだせえ・・


でも、ここでお別れしたら湯島が狙ってる・・


「・・・・・おごるから、おいでよ・・」亜美

「えっ・・あっ・・」中根


って、腕を引っ張られて寿司屋へ


「くそっ、余裕だな。いい女連れて寿司か・・」

「ちっ・・引き上げるか今日は・・」


去って行く湯島の兵隊達


「すまん・・俺歳上なのに・・」中根

「いいよ別に。よく指名してくれてるし。」亜美


言わずに分かってくれる・・金がねえのを。


俺が入れあげてるキャバ嬢だ・・

ド派手だけど・・


「これぞキャバ嬢ってのが良くてね・・」中根

「はは、ありがと。まあ意識してるけどプロとして」亜美


俺がちょっと都会っぽくないから、

この最先端に居る亜美に惹かれる・・

ぬくもりは有るけど、常に元の体温が2~3度低いような・・


何か、いつもクラブに居て、

普通に覚せい剤とかもノリでしてて・・

乱交とかもしたことありそうな・・

何かそんなすげえ都会っ子に見えてしまう。


鳴り止まない携帯の着信やメールの音・・


「モテんだな・・」中根

「モテるよ・・・」亜美


嫉妬・・


ダメだ・・目線が胸や太ももにいってしまう・・


抱きたい・・俺が・・俺も・・

どんな音色を奏でるんだ?


「明日、店行くから・・」中根

「あれっ?お金無かったんじゃないの?」亜美

「大丈夫。今日だけたまたまな・・」中根


こいつ連れてりゃ、

それなりにカッコつく・・俺も。


六本木で生きていくには、

スレた女くらいが必要だ・・


そう言い聞かせてる・・

手前に才能がねえから・・

だからクソ垢抜けたお前が欲しい。


何か変われそうな・・


何人が・・

前は、いつ・・

その太ももしゃぶりついたんだ?

ヤリマンに見える・・

何かいつもITの金持ちのパーティーに参加してそうな・・


この東京でも突き抜けたようなお前の魔力・・

最先端のまだ先の最先端で遊んでいるような・・


「じゃあ明日ね」亜美

「おうっ」中根


欲しい。

だから・・


もう、カツアゲでも引ったくりでも、なんでもやってやるよ・・


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