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街賊悪漢 新東京屑  作者: 火村虎太郎
===新時代の抗争===
33/73

29. あと少しだった攻撃

本気で気づいてないみたいだ・・

薄々天然だとは気づいていたが。


「結局、湯島が鍵なの?」香奈


そういうところは、よく分かってるな・・・


「だな。ぶっちゃけ次の候補って言われれば・・」巻


他所土地の爆撃系のチームも湯島の応援に・・


「まあ、ゴマすりじゃねえけど・・」巻

「なるほど・・」香奈


無尽蔵に増える兵隊だ。


「だから理想はやっぱ湯島から奴等を叩き出す事。」巻

「どうして?」香奈


「やっぱ、金・・」巻

「ああ・・リアルだね」香奈


湯島になびくのも、所詮爆撃利権と金だ。

湯島の兵隊を繋ぎ止めるのも、

あらたに爆撃系の兵隊呼び込むのも所詮は金だ。


(湯島から叩き出せば、ただの喧嘩バカ・・

 非行少年みたいなもんだ。潰すのは容易い)巻


それにどうしても欲しい・・湯島の暗闇が・・


(拳鍔にとっちゃ夢のような国だ・・

 ある意味、今東京で一番の非合地域・・)巻


正直、不良指定されてやりずらい・・

あそこなら隠れ続けることも可能

だから、千夏さんもあそこに居る・・



(俺も、部屋借りれれば・・)巻


いやっ無理だ。巻って名前でもう絶対貸さない・・

香奈も、もう無理だろうな・・

一番いいのは新規開拓した女(お水)


この新時代の抗争は、ぶっちゃけ戦ってなんぼじゃない。

サプライズ合戦のようなもんだ。

拳鍔とエースの連合のように・・


実際これで爆撃系の数チームは戦線離脱。

湯島の応援には回らない考え。

そりゃ新時代の不良達だ。流れを見る。

実際、やれ五反田だ錦糸町だってチームが、

すでにこのウチの連合に挨拶に来てる。

ウチはこの抗争には参加しない・・

まあ、勝ったほうに付くってことだ

今はただのその街その街の守備隊だ。


まあどこに付けば、先(金)が見えてくるかだ。

大事なのは、ガキの不良チーム引退した後の事だ。


やっぱ未だに一番人気は愛羅。

引退って言っても、やはり実質六本木の新女帝。

歩兵連隊なんて、まだ人数が増えてるくらいだ。

きっと他所土地の爆撃系の合流、もしくは応援


(やっぱ、女共が鍵か・・)巻


「・・・今日、飲み行くから」巻

「おお~待ってる」香奈


「色々回るとこあるから遅くなるかも・・」巻

「うん。いいよ」香奈


抗争の準備・・

いやっこれが抗争だ。



~~~六本木~~~


「えっと・・まだ愛羅さんっている?」巻

「はい。居られますよ」ボーイ


愛羅の店に・・


「おお~巻、いらっしゃい」愛羅

「はい、おじゃましてます」巻


まだ店には居るみたいだ。

何か次の覇者が決まるまで、こちらも現場で見届けたいと・・


「ははは、敵じゃなくなったら素直だな」愛羅

「ええ。元から尊敬はしてますし」巻


「そっくりだな彼女と」愛羅

「何がです?」巻


この人の言うこと、思うことは間違いないはず、聞いておきたい


「・・・純真無垢」愛羅

「・・・・違うと思います。」巻


「愛羅さん御指名です・・」ボーイ

「うん。すぐ行く」愛羅


相変わらずの人気だ。

分かる気がする。

俺だって口説けないって分かってても・・


「一緒に居たいって思うでしょ?」リオ

「えっと・・・」巻


「リオです。りっおっ!」リオ

「ああ、リオちゃんだったね」巻(知ってるよ・・くく)


確かに16にしちゃあ、いい女に見えてきた。

隠れて男のバックアップか・・

女帝の一人にも気に入られてるとか・・


「何かうちの香奈が遊んでもらってるみたいで・・」巻

「いえっ遊んでもらってるのはこっちです」リオ


ほどほどの付き合いで・・

あくまで社交辞令くらいの会話で・・

俺は、お前がチームX率いてるの知らねえぞ・・くく・・


と思ってたら・・


「うひゃっ!」巻

「あははっ」リオ


そりゃあ、こんな声出るわ・・

テーブルの下で繋いだ手。


「・・離していい?」巻

「駄目ぇっ」リオが、かわいく


くく・・・俺落とす気か?

ふっ、恐いんだろ?渋谷大連合が・・


(はは・・でもかわいいな、年下も。

 でも、俺を口説いて何が理想だ?)巻


飛鬼に攻撃しないで?

一緒に爆撃潰そう?

エースとの連合解消してくれ?


本当に香奈とは仲良さそうだし・・

じゃあ飛鬼と連合組んでくれ?




「・・進藤さんと愛羅さんデキてるよ」リオが見向きもせず小声で

「(トクンっ)・・・・・だから?」巻


「トクン・・トクン・・・」


自分でも分かる・・腕の血管が強く脈打ってる・・

言い方もリアルだった・・

目線は愛羅の方を向いて違う会話をしてるかのように軽く笑う


「後で愛羅さんが来た時、自然に私をご飯誘って・・

 外で話そ・・ゆっくり・・」リオ

「・・・・・・・・・」巻


踊らされるのか?一つ下の女に?


「よしっ、変わろっかリオ」愛羅

「はいっ。」リオ


「・・・悪かったね、本当香奈が。

 今日俺が変わりにご馳走するから、終わったら電話しておいで」巻


「ああ、仲いいみたいね巻の彼女とリオ。」愛羅

「ええ。こないだ私がおごったからって、

 二人でお返ししてくれるみたいで」リオ


うまいな・・まあこんなとこだろう。

んで、香奈がアフターで来れなくすればいい・・

ちょろいもんだ、そんな裏工作は、

四部夜一部の人間でも香奈の店に行かすかな?。


「なんだ・・今日私が巻誘ってやろうかと思ったのに」愛羅

「ははっ。やっぱうまいっすね」巻


「・・・・・ふふ・・」愛羅

「・・強力っすね・・」巻


本当強力だ、この人の目力というか・・

正直、千夏さんと愛羅さんをぶつけてみたい・・

少し方向性は違うけど、やっぱこの二人が抜けてる女の人では。


「巻が東京を取る最短・・いやもっとも固いのは?」愛羅


これが、一番容易く間違いないってのか・・


「・・・エースを騙したまま爆撃入り・・・」巻



湯島とエースをぶつければいい・・飛鬼も巻き込んで

きっと残るであろうエースを・・


「池袋と六本木の歩兵は、まだ私の手で動く・・」愛羅


くそ・・キスしてえ・・


「ははっ目~とろけてるよ、巻ぃ」愛羅


・・どっちだ?

でももし・・愛羅が進藤君とデキてるなら・・


俺が踊らされている・・

大体いつからだ?


だが現実味がある・・

何より似合う。愛羅と進藤なら・・


いやこれくらいじゃないとつり合わない

いや、同じ匂いのような・・

確かに聞かない・・愛羅の男も進藤の女も・・


そしてこの二人なら・・


どのコンビよりも強い・・

唯一対抗出来るなら、俺と千夏さん・・

それでも俺と進藤君では、正直若干俺が劣る・・

拳鍔の資金の流れもすべて進藤君・・

兵隊の統率力も進藤君・・


正直これが事実ならもう負けだ。

敵うわけがない・・


(だから、リオが焦ってるのか?)巻


こっちから揺さぶってみるか?

でも進藤とデキてたら、くそ恥だ・・


「・・ねえ・・俺みたいなガキじゃ嫌?」巻

「嫌いじゃないよ。ふふ・・」愛羅


ふっ・・敵うわけないか・・

だせぇ事言ったな俺

絶妙な返しでかわされたな。


踊らされる・・


いや、すでに踊らされている・・どちらかに・・


これが新時代の抗争か・・

俺が誰よりも秀でてると思ったが・・


遠くからこちらを見て、やさしく笑ってるリオが見えた

まるで香奈のような爛漫な明るさで。

いや、まるで香奈に見えた・・遊んでると似てくるのか?


違う・・・・


違う・・・・


千夏さんの顔と言葉が浮かんだ・・

『何熱くなってるの?』


そう・・


すでに愛羅の術中に嵌ってる・・

幻想絶つべし!!



「駄目か・・」愛羅



巻が立ち上がり、一言だけ言って去って行く。



「進藤君は裏切らない。」



やばかった・・討ち取られるとこだった



これが新時代の抗争だ。


一瞬でも隙を見せるか、好きになっちまったら、


あっという間に飲み込まれる・・

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