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街賊悪漢 新東京屑  作者: 火村虎太郎
===新時代の女達===
32/73

28. 新時代の女達の嘘

「渋谷~~」

「しぶや~~」

「渋谷~~」


渋谷を抜けるまで鳴り止まないギャラリーの熱い咆哮

少し熱くなりすぎて、

関係ない不良の小競り合いが始まってるみたいだ


途中でやっぱ気に食わないのか?恥ずかしいのか・・


「ゴシゴシ・・」っとヤマンバメイクを落とす千夏


「途中まで送ってあげるね・・

 新宿方面だっけ?」千夏が覆面しながら・・

「うん・・」巻 (かっこいい・・)


「ウォン・・」


また走り出せば・・


「うおっ、伝説の単車に拳鍔の頭まで乗ってるぞ!」

「うおお!すげええ」


だって六本木通るんだもん目立つよ・・・・遠回りなのに


「気持ちいいね・・みんな熱くなってる・・」千夏

「うん・・」巻


俺も熱く・・熱く・・

堪えきれない・・


走ってる最中、後ろから千夏さんのズボンの中に手を伸ばす


「ふふ・・すごいとこ触るね・・」千夏

「危なかったら言って・・・・」巻


上着(特攻服)長いから、うまく見えないと思うし。


無理やりズボンの中に押し込んだ手・・

やがてやさしく水音と絡む指


唯一実感が出来る。

やさしく絡んできだす水音に反応してくれてるんだと。


どこだろう?もうどれくらい走ったんだろ?


交差点の信号で止まった時、振り向いた千夏さんと

人目もはばからずに口付けた。

こんなの見られたら、すべてがひっくり返りそうだ。


「あれっ?・・高級・・」巻

「うん。ここに単車置いてるの」千夏


六本木にある有名な高級マンションがある地域


「ここで乗り換えるの」千夏

「なるほど」巻


確かにこの単車乗って帰ればすぐバレるし。

ここだと、不良も居ないから千夏さんだって分かる者は・・


「あらっ、お帰り」

「ええ。バイクだけ・・」千夏

「あっ、お疲れ様ですっ」巻


さっき見た女帝の一人だ・・

誰もが知ってる元六本木の女帝

ここに住んでるみたいでクソこの場所が似合う。

シュッとしてて、クールで・・

何か持ってる部屋の鍵まで高級そうに見える。

この人を見ると、まだやっぱり千夏さんがガキだと思える。


「特攻服もね・・」女帝

「あっ・・僕も・・ですね。すみません。」巻


自然に、『俺』じゃなく、『僕』になってしまう。


確かにここじゃあ似合わない・・てか変な目で見られるから、

すばやく上だけでも脱いで脇に抱える。


千夏さんも一緒で、上着を脱いで・・

「こっち・・」


って、勿論バイクのエンジンを切って押して行く。


「貸してくれてるのここ。部屋も」千夏

「すげえ・・」巻


って、本当は思わない。

だって俺資産家の養子だし・・一応ね・・くく・・


「おいでっ・・」千夏

「うん」巻


部屋に行けば・・


「私、すぐ出るから」女帝が何かの書類を纏めながら

「はい。」千夏

「お邪魔してます」巻


どうやら、この人は借りてるのはここだけじゃないらしい。

どっちかって言うと事務所に近いのかなここは・・


「一部屋タダで使わせてもらってるの。

 管理人みたいなもん。お掃除したり・・

 まっ末端の若い衆みたいなもんね」千夏

「なるほど」巻


この人は俺等ガキより一歩先に居る。

すでに認められた人だ千夏さんは。


ここに少々の着替えを置いてるみたいで・・

てか、少々?結構ガッツリ。貰えるみたいだお下がりを

(いいな・・俺なんて、駅のロッカー・・)巻


「着替えたら送るね・・私も帰るから・・」千夏が服脱ぎながら

「・・・・・・」巻


「ははっ。おいで・・」千夏


この人は分かってくれる。

てか、嘘つき・・

本当は、そっちもその気だったくせに・・

でもいいよ。俺がしたいで。

俺が『いじって』エンジン掛けたし。


この他人の部屋、そしてこの高級マンションでってのも、

またなんかいつもよりドキドキして・・


今まで冷めた不良演じてるから、一度もした事なかったけど・・

もう俺の情熱が止められない。


「んくっ・・どうしたの?」千夏

「したかった・・」巻


やさしく伸びる舌


初めて・・

立ったままで居る裸の千夏さんに絡みつく舌がだんだん下がっていき

やがてやさしく奥から落ちてくる雫と舌が絡み合う

やさしく俺の顔を抑える手がゆっくり震えだし

俺の舌が奥深くへと滑り込んでいくのをやさしく見てくれる。


お互い初めてのような恥ずかしさで声を押し殺す。

また真昼間の違和感が、お互いいつもよりも早く果てらしてしまう。


それでいて連合ってのも二人を繋げる正当な手段であって・・


「携帯ね・・」千夏

「うん。なるべく電話しない・・」巻


でないと自分が駄目になる・・・

冷血じゃないと生きていけないはず・・


セックスし終ってもまだ触れていたい。

どこでもいい。肌なら・・

体温が感じられる所なら。


「・・帰ろっか・・」千夏

「・・はいっ・・」巻


いつも帰る時の踏ん切りがつかない。

まだ一秒でも一緒にいたいと思う。



タクシーで千夏さんと別れて自宅へ・・


「ただいま」巻

「お帰り・・遅かったね」香奈


うん・・


軽くジャブ打たれたような・・

心臓がパクンと一瞬早くなる。


「エースと今後の戦略について打ち合わせ・・」巻

「・・始まるよニュース。録画、録画・・」香奈


僅かな間でさえ凍りつくような気持ちだ。

必要以上にタバコ吸って匂い消し・・


始まったニュースに大人ってすげえなって関心。


「・・これ、集まりの前に録った奴でしょ・・」香奈

「うん。マジ恐い・・お上の方々・・」巻


===ニュース===


「新宿の爆撃紅蓮を解散させ、一定の効果を上げ・・」

「東京無双無上龍・東京街賊悪漢拳鍔と表記を・・」


==========


すべて、知ってるって事だ・・

それに引退してもらおう・・か・・


「恐いね・・上に言われたらどうする?」香奈

「え~~、拳鍔は解散してもらおうか・・って?」巻


マジ恐ぇ・・もうその時点で解散って事だ。

よく、あの人達に逆らったら街ごと無くなるって言われてるのも、

分かるくらいの圧倒的権力とそれを実行する力。


このニュースの主な内容は、指定不良グループの発表だ。

一つ、記者達から質問が相次いだのが・・



=======

「横浜・五十嵐空・17歳」警視

「なっ!まだ犯罪も犯してない未成年を実名で!?」記者

=======


本当危ねえ・・チーム持ってて良かった。

千夏さんや俺が実名で発表されれば大変だ。


「ねえエースの女の人って、どうして・・」香奈


不思議に思うところだ。

女であれだけの不良を束ねるなんて・・


まあ、これは簡単だ、こう説明すれば・・

やっぱ俺以上で到底敵わないのが・・


「やっぱ、統率力。

 それはやっぱり、人より秀でた華が有るからだったり・・」巻

「なるほど・・」香奈


んで、急に香奈が目をじっと見つめて来て・・


「・・・しよっか?」香奈が軽く笑い


すげえな・・女って・・

分かってて言うのか・・


だが、僅かな間でも駄目。僅かな間で浮気したって分かる・・

・・すぐさま俺が・・


「エースの頭じゃないよ・・浮気したの」巻

「・・・・よしっ。正直だから許す。」香奈


失いたくない・・

アナタもあの人も・・


一回勇気を振り絞って聞いとくか・・今後の参考にもなるし


「どうしてわかるの?浮気したって?」巻

「教えない」香奈


はは・・

すっげ~回答が早かった。


「どうしたの?ニヤついて・・」香奈

「いえっ・・」巻


やっぱ、こっちも好きだ・・


「ありがと・・」

巻が子供の様に香奈の胸にゆっくり滑り込んでいく。


「ふふ・・何が?」香奈



「チームXさん・・」巻


「・・・違うよ・・」香奈


揺さぶってみた・・

だから、今アナタの胸に耳当ててる


どうだ?胸の鼓動は・・激しく動き出すのか?


「・・本当に違うよ。」香奈が真顔で

「あれっ?本当に違うっぽい・・」巻


誰だ?じゃあ・・

こんな神様みたいな奴は・・


飛鬼だとか横浜なんていつでも潰せる・・

問題は爆撃系だ・・

でもこのチームXの動きとうまく共闘すれば・・

情報が欲しい・・このチームXの・・

同時に攻めれば湯島も落とせそうだ


香奈に情報集めて貰ったが、何も情報が出てこなかった・・

この六本木の情報通が・・

だから揺さぶったが違った・・

誰だ?まあいつか分かるか・・


「へへっでも神様みたいなチームだな俺にとっちゃ、

 俺応援しちゃう。がんばれ~って」巻


「おお~だね、私も応援しちゃう。がんばれよ~リオ!」香奈



バカだ・・こいつ・・

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