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街賊悪漢 新東京屑  作者: 火村虎太郎
===新時代の女達===
27/73

24. ど派手なお水の登場・・

気にもせず、無言のままの千夏


(あれっ?気に入らなかったかな・・)コバヤ


「・・じゃあ帰りますね・・あっ、これ持って帰りますね・・」コバヤ

「いや、いい。置いといて・・」千夏



(巻・・)千夏



コバヤが帰った後、

テーブルに置かれた巻の千切れた小さな耳を指で触る。


いつもやさしく撫でてやった耳・・


(もう、くっつかないか・・それに・・)千夏


未だに電話番号を知らない二人。


(それがいい・・よく我慢したね)千夏


冷めた不良を演じきる・・・



~~~次の日の六本木~~~


「やったなコバヤ」

「ああ、巻仕留めたんだってな」


「はは、たまたま裏路地で死にかけの巻見つけて・・

 ぎゃあああああ!」コバヤ


急に後ろから伸びてきた手に光るナイフ



「・・・あれっ?取り過ぎたかな?

 まあいっか、じゃあ反対も・・」


「はは・・相変わらずだね」


「てめえ巻このやろう!」

「なっ!進藤まで!」


三人くらいじゃあ巻と進藤の圧勝だ。


「くく・・ほれ。お前にこれ、くっ付けてやるよ」巻

「やっ・・やめ・・」コバヤ


って、巻がアロンアルファーでコバヤに違う切り取った耳をくっ付ける


「ぶはは。右耳だけでけえ!」巻

「ぐっ・・くそっ・・くそっ・・」コバヤ


唯一意識があるのがコバヤくらいだ

他は、木っ端微塵にやられてぶっ倒れたまま


「居たぞ!何!?拳鍔だぁ殺せぇ!」

「だいじょうぶかー!?コバヤー!」


遠くから聞こえてくる非行少年の応援の声。

六本木でコバヤと連絡が取れないってなれば、

もう襲われてるくらいしか考えられない。


「くく・・逃げるぞ、巻」進藤

「そうしますか、疲れたし」巻


「ブチュウーーーーー」っと、豊満な資金で・・


「てめえ待て、拳鍔ぁ・・あああああ!?」

「うわああなんだこれ?」

「う・・動けねえ!」


「ぶははははは」巻

「はい、はい・・帰るよ」進藤


巻が路上に無茶苦茶、瞬間接着剤巻いて逃げる。


(巻ぃいい・・ぶち殺してやる・・)コバヤ


「あっ・・そうだ、言い忘れてた」巻

「そうだな・・じゃあ・・俺も・・」進藤



「渋谷拳鍔参上だぁこのヤロウ」巻

「渋谷拳鍔参上だぁこのヤロウ」進藤



まだ始まったばかりだ。


いや・・


止めれるもんなら、止めてみろ。


この鳴り響く渋谷拳鍔を。



「くく・・拳鍔が走ってる」

「躍動してんな。」


「おおー拳鍔がんばれー」

「巻くんがんばれー」


六本木を走り抜けて行けば、そこかしこから声が。

おかしなもんだ・・


(冷めた不良が笑顔で六本木を走ってるか・・)巻


別々に路地から路地へ逃げていく。

不良の居ない方、居ない方へと。


「ふ~・・ここまで来れば・・」巻


一旦休憩。路地裏でタバコを吹かす。


六本木でも売れ出した顔。

応援のキャバ嬢は、香奈の店の子だったり・・



「・・・ねえ、巻君でしょ?拳鍔の

 逃げるんでしょ?私使っていいよ」キャバ嬢


「おうっ助かる。ありがとね」巻


暗黙のルール・・

お水のお守り


まあ有名人と仲良くなりたいって奴、

いわゆる無所属のキャバ嬢かな?。


「居たぞっ!ま・・くっ」追っ手

「ちっ・・お水か・・」

「くそっ・・」


「もうデート中だよ・・」巻

「だね」女


やはり強力だ。このルールは。

女も見せ付けるかのように巻の腕に絡まって行く。

まあ、これでサヨナラじゃあれだからって思ってたら・・


「ふふ・・私、千夏って言います」女

「えっ!?」巻


いやっ、失敗した・・

なぜ驚く必要がある・・


「ふふ・・嘘。」女

「・・・・・・」巻


頭の中が高速に回転する・・


敵なのか?味方なのか?


千夏を知っている?

千夏の本性(エース総長だと)を知っている?


いずれにせよ俺を揺さぶった・・


「またね」女

「ありがと。今度お店行くから・・」巻


そういって名刺を貰う。

ここじゃ興味もなさそうにすぐポッケにしまう。


やっとタクシーで六本木から脱出して。

ポッケに手を突っ込み、先ほどの名刺を・・


(・・・亜美・・か。ど派手だったな・・)巻


金髪で髪モリモリのこれでもかって位のキャバ嬢

まあ、でも使えそうだ。

お水の女はいくら居ても構わない。


自宅に戻り、香奈の帰りを待つ

情報が欲しい。あの抗争・・ニュースの。


「えっ?どこか、わからない?」巻

「うん。真っ黒の特攻服で刺繍も無し。」香奈


六本木や池袋、湯島の抗争相手だ。


「六本木でやられたのは、歩兵連隊。

 もう愛羅さんがブチ切れてるみたい・・」香奈

「歩兵が?」巻


黒の特攻服だとエースだが・・エースでもないとなると・・

飛鬼?

池袋・湯島とも揉めたのなら、狙いは爆撃系

ウチの進藤君でもないし・・


「しばらく様子見?」香奈

「だな・・勝手に潰しあってくれるかもな」巻


これが無難だが、

激化してきた抗争とニュースにも出たし、

指定なんちゃら、とかで・・


「ピピピ・・・」


「はいっ。えっ?・・代表で?うん。分かった」巻


進藤からの電話で、もうすぐお前の所にも電話が来ると・・


「それ本当だったんだ?今日の六本木でも話題だったよ」香奈


この時代の主力というか・・


「愛羅さんも呼ばれたって・・」香奈

「まあ、そこは確定だろ」巻


(損も得も有りそうだな・・

 てか、上には全部筒抜けか・・)巻


「絶対っ絶対っっっっ、そそうの無いようにね」香奈

「それは、さすがにバカな俺でも分かってるよ」巻


香奈にキツく言われる

そりゃそうだ、あの上の連中が本気出せば街ごと消えてなくなる・・



(もしかしたらこの香奈もっ・・って思ったけど、

 香奈はセーフらしい・・まだただのお水って事か。)巻


「ピピピ・・」知らない番号からの着信

(来たっ)巻


「はいっ・・渋谷拳鍔の巻です・・」巻

(うわぁ聞いてるだけでも緊張するな・・)香奈



~~~上野・湯島地区、千夏の部屋~~~


「はいっ・・分かりました。では、明日の12時に・・」千夏


「・・渋谷っすか?護衛は?」耳にガーゼ巻巻のコバヤ

「いや、大丈夫。当然みんな一人で・・」千夏


(ふふ・・巻・・コバヤの耳こんなに、取ってから・・

 元気みたいだな、ははっ。)千夏


(もしかしたら・・・全部ネタバレか・・

 まあしょうがないか・・上には逆らえない)コバヤ


~~~六本木の路上~~~


「はいっ!はいっ!」中根


ビシ~~~・・っと。


「・・すげえな・・電話なのに直立不動だ・・」

「ははっ本当に明日あるんだ?噂だったよ店でも」リオ

「てか、電話番号くらい知ってるってか・・すげえな」


「リオっ、お前も呼ばれてるぞ!」中根

「ぶーーーーーー!」ってリオが倒れる

「わああ、大丈夫かリオ!」



「くく・・でも、これで・・」中根

「あっ!、当然エースの頭も!」リオ

「おお~遂に正体わかるな」

「よく顔覚えとけよ中根、リオ」

「ゆっ・・湯島の奴もな!」

「あっ・・そうか」リオ



(でもマジか・・忠告?警告?いずれにせよ呼び出し・・

 今の時代の主役達が・・

 下手打ったら、街ごと消えてなくなるぞ・・

 それに、もしかしたらチーム解散させられる?

 この抗争を止めるために?・・)中根


「り、リオっ、綺麗なカッコで来いよ!」中根

「おっ、おめえもだ!」(うわあ、もう緊張する)リオ



この東京のアウトローを牛耳るボス達の下に・・



~~~新宿~~~


電話中の爆撃総長


「あいっすー。渋谷の本部事務所にですね。了解です」爆撃総長


「くく・・明日渋谷に爆弾落ちねえかな?」

「ああ、一気にケリつくな・・」

「・・・俺も死んじゃう・・」爆撃総長

「ははっいいよ死んでも。浮気ばっかりする奴は

 落とせ、落とせ、爆弾~」女

「・・・お前も呼ばれてるよ・・」爆撃総長

「ありゃ・・なんで?」女

「わははははは」



「何か警視庁のお偉いさんも来て、

 特別指定不良グループも発表するらしいぞ」爆撃総長


「じゃあ、呼ばれてるのは、その今の時代の主役達、

 プラス指定グループの頭か・・」

「まあ波乱は無いだろ・・」

「ああ、どうせ今の時代の主役達が指定グループだろ」

「うちは爆撃系で一つなのか?個別に分けるのか?」


(・・・・・・・)爆撃総長



今の時代の不良の主役達が一同に会する歴史的不良の会合・・




「・・チーム名変わるかもしれんが、いいか?」爆撃総長


「・・・・・・」


無言のメンバー達。



飛び切りの悪党達が色んな思いで・・。

明日、東京が渋谷に傾く。


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