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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第1章 若宮朋佳
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8 田中先生

どうぞよろしくお願いします。

 化学の田中先生は30~40代、うんぎりぎり30代ってとこかな?


 ちょっと変人……というのが生徒からの評価だ。

 なんか長年研究していることがあるみたいで、最近は担任を持ってない。

 ただ、高3の副担を続けてしている。後輩教師を指導するベテラン教師って学校からの評価なんだろうか?


 私は研究室をノックすると「開いてるよ」と田中先生の返事があったのでドアを押して開ける。


「H1Bの若宮です。呼ばれてると聞いたのですが……」


「1B、若宮ね。

 クラスのプリント返そうと……」


「今!?

 もうクラブ終わりで帰るとこなので。

 明日の朝一で取りに来ていいですか?

 8時20分なら、どうでしょう?」


「……朝はきついな。昼休みに頼む。

 そうか、確かに今から高校棟には戻らないか」


「はい、では失礼します」


「帰りに送って行こうか?」


 私は意味がわからず首を傾げた。


 田中先生はパソコンの画面を見て言った。


「どうやら後30分くらいで大雨が降り出しそうだぞ」


「ああ、雨雲レーダー!?

 でも、もう少しクラブの方で話し合いがあるのでそちらに戻ります」


 私は礼をして研究室を出ようとすると「もう少しいるから、帰りに寄りなさい」と言われる。


「他に3~4人いるかもなんですけど……」


 自然科学部の方は何人話し合いに参加しているんだろう?


 田中先生はちょっとつまったけど「後、4人なら乗せられるよ」と言った。



 自然科学部の部室に行くと、文芸部のゆかり部長のほかに向こうの部長とマユミ、真理先生と川上先生がいた。


「6人か……」


 私が呟くと川上先生が「6人?」と見回しながら聞いてきた。


「いえ、田中先生が30分後から大雨になるから、車に乗せてくれるって。

 他に人がまだいるって言ったら、4人ならって言って下さって。6人は無理ですね」


読んで下さり、ありがとうございます。

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