3 帝の寵愛?
どうぞよろしくお願いします。
さおりん先輩が参戦した。
「私も気になってました!
先輩と川上先生のこと!
中三の修学旅行で川上先生が強引に変更させて同じ座席だったって?」
「あ……、それは本当、かな。
特急電車で移動する時、ボックス席……、造り付けの向かい合わせの? だったから、先生達と向き合って座る羽目に……。
最初、端っこの席で、旅行の添乗員さん達とって聞いてたのに、何故かチェンジになってて」
「添乗員は男性だったんでしょ?」とゆかり部長の言葉に頷くとも先輩。
「ひとり若くて、もうひとりがお父さんくらい?
若い人はカッコイイって騒いでる子達がいたな」
「だからでしょ」
「え?」
「もう! 帝としてはかわいい月の宮を他の男の視線にさらしてることすら許せなかったということよ」
「……あれは、たぶん、母が私は乗り物酔いするってアンケートに書いたからじゃないですかね?」
「えー、でも、こないだのプラネタリウムだって……」
「プラネタリウムって何ですか?」
さおりん先輩、ナイスな質問です!
「ドーム型の屋根で星を見る……」
ゆかり部長のボケにさおりん先輩が突っ込む。
「それぐらいはわかるわ! なんでプラネタリウムってこと」
「あ、向こうの桜子、自然科学部の部長ね、と、これからコラボや合宿の話するのにプラネタリウムに行ったのよ。こっちはトモちゃん連れて。
学校に来てた招待券を使って、自然科学部として行ったから、帝も来てもらってさ。
ぷぷっ、帝、ペアシートにランクアップしてくれてともちゃんと……」
「……わかってて、助けてくれなかったんですか!?
あー、生贄に差し出された気分ですわ……」
「まあまあ、楽しそうだったじゃない。
それに私も桜子も川上先生とペアシートに寝転ぶ勇気はないわ」
「ひどい! 私ならいいと!?」
そう言いながら苦笑しているとも先輩。
「先輩、大丈夫です! 見張ります!」
さおりん先輩が大きな声で言って。
「「えっ?」」
とも先輩とゆかり部長がさおりん先輩を見た。
「私とかなちゃんが、川上先生が変なことしないように見張りますから!
大丈夫です! ね、かなちゃん!」
「は、はい! 合宿中、24時間見張ります!!」
「24時間て……、無理しないでちゃんと寝てね」
とも先輩が真面目に受け取ったのか、オロオロした様子で言うから、私達は笑った。
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