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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第3章 若宮朋佳
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27 推測

どうぞよろしくお願いします。

 真理先生とその男性は、私を連れ出してからのことは話してないそう。

 男性は女子高生を紹介してあげるから協力してと言われたと話しているそう。

 なんとなく……、そこまで用意周到に準備していたということは……。

 私の口を封じるために性的暴行までする予定だったんじゃないかと思う……。


 そこまでが川上先生への復讐だったんじゃないかと。

 川上先生のせいで、私がそんなことになれば、私は一生、川上先生を許すことはないだろう。

 そして、私もその事実と傷を隠すために、誰にも言えないし、訴えられなくなるだろうと。

 推測の域を出ないけれど……。

 私にしてみれば、完全なる逆恨みでとばっちりだよ!!

 学校としてはまあ、そこまでの事件にしたくないようだし、私を連れ出そうとしたぐらいにするみたい。


 真理先生はすぐに著しい契約違反で契約解除、まあ、懲戒免職ってことかな。

 真理先生とその男性には、まあ未遂だったので警察までは届けないが、念書を作り、相手の住所や名前などはっきりと文書に残して、この先、私や川上先生、そして他の学院の者に何かあれば、今回のことも含めて訴えを起こすとしたそう。


 未遂って言うか、私、一服盛られてますがな……。

 吐き出したけど、結局、前後不覚ってくらい寝ちゃったし。


 私は真理先生に話があるから、グループlineから個人lineを繋いでくれと言われて、そのことを不審に思い、友人のアキと化学の田中先生に相談したこと。

 呼び出しをされた時、田中先生は近藤先生を、アキは相原君を連れて来て、そばにいて守ってくれていたことを話した。


「用心して田中先生に相談してくれたから良かったけど、私にも言って欲しかったよ」と担任の安藤先生には言われた。


 実は真理先生は川上先生への対応があまりにも露骨だということで問題になってて、新年度は契約更新しないというのが真相だった。

 それもあって、川上先生への恨みを募らせたのだろうって。

 川上先生が上に相談、あるいは聞き取りに否定的なことを言ったのだろうとわかるしね。



 安藤先生と近藤先生が私を家に送ってくれることになる。

 もう両親には連絡してあるそう。

 田中先生が車を出してくれるって。


 川上先生はアキと相原君を送ってくれることになった。



 車の中で安藤先生は田中先生に知らせて欲しかったって言い続けるし、近藤先生は苦笑しているし、田中先生はこんなことになるとは想像してなかったといいわけするし。


「金田先生は川上先生が若宮さんのことを特別に気にかけているというようなことを言っていたけど、何か気になることはないの?」


 安藤先生に私まで言われた。

 金田ってのは真理先生の名字ね。


 私が言葉に詰まると、田中先生が笑った。


「川上先生は若宮のこと、お気に入りなんだよな」


 私は苦笑した。


「お気に入りって言うか、部活で……、文化祭、自然科学部と文芸部でコラボしたりして、急に接近しているように、真理先生には思えたのかも。

 部活以外で接点はないですし、問題ありません」


 さらっと言えた。

 私、嘘つくの上手くなってる!?

 田中先生が運転しながら身体を少し震わせているのが、私と近藤先生にはわかった。

 安藤先生は気がつかなかったけどね……。

読んで下さり、ありがとうございます。

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