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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第3章 若宮朋佳
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17 どの先生?

どうぞよろしくお願いします。

 科学の授業の後、田中先生に実験ノートを取りに来るように言われて、昼休みに理科準備室に行った。

 真理先生が対応してくれて、ちょっとドキッとした。

 田中先生にH1Bの実験ノートを取りに来るように言われたと伝えると、ノートを持って来てくれ渡してくれた。


「はい、H1Bよね」


「ありがとうございます」


 受け取って行こうとすると「若宮さん、個人line繋げて」と言われた。


「グループでは繋がっているので」


「でも、個人では繋がっていないから」


 確かにグループで繋がっていても、個人のを許可しないと個別でトークはできないか。


「先生方とは個人でやり取りしてなくて……」


「本当に!?」


 意外そうに言われるが、私は頷く。

 本当に川上先生の学校用lineとはグループの中でやり取りしてる。だから、嘘ではない。


「ちょっと、ここでは話せないことがあって。

 繋いでおいて、連絡する」


 それだけ言うと真理先生は準備室に戻った。


 なんか廊下が寒々しく感じる。

 んー!?

 女の先生ならいいの、か? 

 廊下を戻りながら、うーむと考え込んでいたら、川上先生にばったり会ってしまった。

 ここ中学棟だもんな。ぺこりと会釈する。

 私の怪訝そうな表情に『?』という表情をしてから、軽く会釈してすれ違い、離れていく先生。


 うーん、マユミにでも聞いてみるか。

 教室に戻り、マユミに聞くと「真理ちゃん、繋がってるよ。ほとんどトークしたことないけど。ほら、買い出しとかの時、個人で繋がっていれば便利かなと」とのこと。


 でも、私、文芸部なんだけど。

 学院を辞めるんなら、さらに接点なくなる人だし。

 私の浮かない表情にアキが言った。


「真理先生に言われたの?

 lineの個人トークしよって?」


 私は頷く。


「何だろう……と思って。

 マユミの話だと、今年度で学院辞めるんだよね。

 新年度、文芸部と自然科学部と合同でいろいろやろうかという話はあるけどさ。もう関係ないよね」


「うん、何か、変だね」


 アキが心配そうに言う。


「卒業生へのお祝いの相談とかじゃないの?」

 

 マユミがのんびりと言う。


「えー、なんで、クラブ違うのに!?」


 それで、昼休みは終わってしまい。



 帰り、アキが「相談したら、先生に」と言ってきた。


「担任?」


 今の担任は社会の先生である安藤先生(女)だけど。


「違う違う! 同じ理科の!」


「あ! 田中先生!?」


 アキが苦笑する。


「ま、それでもいいけど」

読んで下さり、ありがとうございます。

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