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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第3章 若宮朋佳
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10 部長達とおでかけ

どうぞよろしくお願いします。

 私達がステージ下に降りると、自然科学部と文芸部のみんなが階段下に集合してて、次の表彰があるからと言われ、さらに横に移動した。

 マユミがアキも連れてきてくれてて、私はふたりに手を振った。

 アキがこちらに来て、グイっと腕を引っ張られて抱きしめられる。


「先生、あれ、セクハラですよ」と言うアキの言葉が聞こえた。

「麻岡のはどうなんだよ?」と川上先生が言い返してる声も。


 私はアキの顔が見えるように少し離れてから、アキの肩をぽんと叩いた。


「大丈夫、心配してくれたんだね。ありがとう」


 うん、まあ、今のは、私が階段を怖がったからで……、ね。

 それに、つかまれて、嫌じゃなかったし。



 次の週末は英開の文化祭だったけど、行かなかった。

 相原君とはいい友達になれそうな気もするけど。

 今は会わない方がいいかなと思うし。でも、この先、マユミとソウヤ君が付き合い続ければ、また、会うんだろうな。

 まあ、今は先生もうるさいし、面倒だしね……。


 その代わりと言っちゃなんだが、ゆかり部長とさくら部長に誘われてプラネタリウムに行くことになった。

 プラネタリウムのあるⅠ駅、ほとんど利用したことがない駅で迷いそう。

 改札でゆかり部長達に拾ってもらい、駅地下の喫茶店に入る。


 今日のプラネタリウムは自然科学部の活動の一環なんだって。

 ……文芸部の方が多いですけど?

 来年の文化祭のコラボ、『星』にしたらと、部長同士で盛り上がったのだそう。

 で、学院にこのプラネタリムの招待券が届いて(たぶん学校イベントとかにどうかという下見のお誘いなんだろうとのこと)、自然科学部に回ってきてたんだっけ。

 枚数も少ないから、部長同士と私とマユミをこっそり誘おうと思ったら、マユミは英開の文化祭に行っちゃったというわけ。


「星かあ、素敵ですね!

 惑星とかだと、ギリシャ神話とかも素敵だし、昔話とか、SF小説とかにも、あ、アニメもいいかも!」


 私がいろいろ頭に思い描きながら言うとさくら部長がうれしそうに話しを続ける。


「そうでしょう! で、合宿を星が見られるとこにしたらいいと思うの。

 ほら、小さな天文台がついているペンションとか、望遠鏡を常設してるホテル。夜、山に星を見に送迎してくれる所もあるの!」


 リーフレットを何枚か渡してくる。


「面白そう! こんなに候補あるなら、どこかしら予約取れそうですね」


「ね、文芸部も一緒に! で、私達も呼んで!」


 さくら部長の言葉にゆかり部長も頷いている。


「それはうれしいですけど……。

 大学生になったら、それどころじゃないのでは?」


「んふふ、まあ、お目付け役かな。特に文芸部は新高3がいないじゃない?」とゆかり先輩が笑う。


 そうなんだよね。私が高二で部長になり、たぶん2年間やることになるんだろうと覚悟はしてる。けど、ゆかり部長がOGとして遊びに来てくれるなら、大歓迎!


「それは心強いです!」


 私が笑うと「本当か?」と男の人の声がして、私は笑いを引っ込めた。


「先生、遅いよ!」とさくら部長が笑った。


読んで下さり、ありがとうございます。

文化祭のターンはアキの視点との重なりが多かったので、ここまで駆け足投稿しちゃいました。

ここからはゆっくり話を進めていきます。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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