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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第2章 麻岡亜希子
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6 文化祭

どうぞよろしくお願いします。

 日程的に先に泉学院の文化祭で、土日のうち、日曜日の午後、その男子達が来るそう。

 バスケは土曜日に交流試合があり、日曜日はフリースローイベントがあるだけだから大丈夫。午前中当番になり、クラスの出し物の当番はトモとマユミと同じ時間帯の締めの当番をすることになっている。


 H1Bの出し物は占いだ。

 タロット好きな子がいて、大アルカナっていうの、タロットの有名な絵柄のカードを使っての簡単なおみくじ的な占いをすることになったのだ。

 カードの山を念じながら崩し混ぜてもらい、そこから過去、現在、未来と3枚のカードを選んでもらい、読み解くってわけ。

 その占いのコーナーは本物のカードを使うけれど、お土産として私達が手作りした(と言っても絵を写してコピーして色鉛筆で色塗って色画用紙に張りつけた)お守りカードor栞にぐらいしかならないようなお土産プレゼントつきだ。


 衣装の子がとても張り切って、ユザワヤで薄いひらひらのスケスケな布を買い込んできて、占い担当にベールのように被らせ「うわっ! いい感じ!」と喜んでいた。

 スカーフみたいに切って、首元に巻いて、大ぶりなアクセサリーを持ち寄って飾り付けると。

 まあ座ってるから、上半身だけで、それらしく見えるか!

 占い師の中にはトモとマユミもいる。私は最後のお土産のカードを渡す係なんだけど、午前中にバスケ部のイベントの係をすることもあって、ジャージですわ。


 日曜日の午後、英開の男子が4人来た。

 ソウヤっていうのがチャラく見えたけど、まあ、話をしていると、そこまでチャラくなかった。マユミといい感じらしいし、お似合いかもね。

 アイハラも悪くない。真面目だし、周囲に気を遣えるメガネ男子っていうか、一緒にいて楽かも。トモも普通に話しているし。でも、まだlineは承認していないって言ってたな……。


 上の階まで登り、図書室の文芸部の展示を見て、そこからあちこち覗きながらゆっくり理科室まで降りてきて、自然科学部を文芸部の展示を見る。

 男の子達は石のフィールドワークに興味を持ったみたいで、学校でもそんな授業があるとか、みんなでわいわい話をして盛り上がっていた。

 マユミは真理先生に男子達を紹介したりね。


「若宮!」


 川上先生が準備室から顔を出し、手招きしてる。

 トモは苦笑いして「ちょっと行ってくる」とそちらへ行った。

 話をしながら、準備室にトモを入れるとドアを閉めてしまう川上先生。

 いいのか? それ?


 アイハラがその様子をじっと見ている。


「心配?」


 私が言うと、びっくりした表情をされる。

 私は言葉を続けた。


「私は心配。

 あの先生、中1の時からトモに何か……。

 中学の先生だから、高校になって離れたんだけど。

 なんか、トモの周りにいるんだよね」

読んで下さり、ありがとうございます。

アキとアイハラ、いいコンビになりそうな!?

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