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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第2章 麻岡亜希子
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3 同じクラスの親友

どうぞよろしくお願いします。

 私がにこっとすると、若宮さんもにこっとして。


「若宮さん、木が好きって面白いね。

 花より木が好きなの?」


 思わず話し掛けていた。


「私は葉っぱが好きなの。だから木が好きなんだ」


「へえ、じゃあ、明日、中庭とか一緒に探検しよう!」


「うん、うれしい。

 えーと麻岡さんだよね!」


「うん、麻岡亜希子。よろしく!」


 若宮さんが何か言おうとした時、「若宮さん!」と川上先生が急に呼んだ。

 若宮さんは川上先生を見る。


「はい?」


「そのクラブとか、どこか考えてる?」


「クラブ……、あ、麻岡さんはバスケって言ってたね!

 私は、どこか文化系のクラブに入れれば。まだ考え中です」


 川上先生は「文化部もいろいろあるから楽しみだね」と言った。


「はい」


 若宮さんはにっこりしてから、私を見て「明日、一緒にお弁当、食べよ!」と笑った。


 川上先生があのタイミングで話しかけてきたのは、何か唐突だった気が私はしたけれど、若宮さんは気にしてないようだ。

 その後、一緒に教室を出て講堂へ行き、それぞれの母を紹介したりして、明日、一緒にお弁当を食べようと約束して別れて下校した。



 それからはどんどん仲良くなった。

 朋佳はけっこうキャラが私の前では違くて、それが面白い。けっこう毒舌。

 朋佳と亜紀って呼び合うようになれたけど、私のバスケ部が忙しくなって、放課後は一緒に帰れないことが続くようになった。でも、学校ではほぼ一緒に行動してたし、lineでもおしゃべりしたり、なんて感じですごく親友になれたと思う。そのうち、トモ、アキって呼び合うようになって。

 

 トモは文芸部に入った。人数が少ないけれど、そのぶん先輩がとても面白くてよくしてくれるとのこと。

 私が部活で休日、なかなか一緒に出かけられない。

 その分、文芸部の先輩と映画や本のイベントなど出かけていると話を聞いた。

 それで、中2、3でクラスが離れてしまうと、朝の登校の時、私の朝練がない曜日だけ、なんとなく約束してないけれど一緒に登校するくらいしか一緒に行動できなくなった。

 でも、lineとのやり取りは続いていて、お互いに気にはしていて……。

 私の幼馴染のマユミが中2でトモと同じクラスになり仲良くなったようで、一緒にバスケの試合に来てくれたりすることもあった。

 中3で、マユミは私と同じクラスになり、トモはマユミや私繋がりの友達と一緒にいたり、本好きな友達と過ごしたりしてたみたい。


 私がずっと気になっているのは、川上先生。

 結局、トモとずっと同じクラスなのは川上先生なんじゃない!?

 最後は担任までしたし。

 私はクラスを離れて見てることで、川上先生がトモに何かするんじゃないかとヒヤヒヤしてた。

読んで下さり、ありがとうございます。

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