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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第9章 若宮朋佳
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4 答え合わせ

どうぞよろしくお願いします。

 しばらく……、15~20分くらいかな?

 どうしたんだろう? と思う頃、ふたりは戻って来た。


「なんだって? 急用?」


 私が聞くとふたりは顔を見合わせて笑って「後で説明する」とアキが言った。

 また勉強に戻り、私は英語の問題を解き終わったところの答え合わせをして、解説を読んでもわからないところを相原くんに質問した。

 その後は、相原くんとアキの邪魔しないようにと暗記物を中心に取り組んでた。

 途中、ソウヤくんに作家と作品の覚え方を聞かれた。


「これはタイトルだけより、国語便覧とかで写真とか何した人で早く死んだとかそういうことも知っていると繋がりやすいかも。

 短編を書いてる人も多いし、読んでみるのも手だね。無理ならYouTubeに朗読を上げてる人もいるからそういうの聞くとか。私、それで森鷗外や芥川龍之介の短編聞いたのけっこうあるよ」


「コツというか、まんまだな」


「うーん、イメージするワードとか関連付けると面白いけど、ある程度知識ないと難しいかもね。

 この手の問題って、消去法でも正解にたどり着けるから、やはり知ってる人を増やすしかないね」


「……国語便覧、どこ行ったかな?」


 おいおい。


 

 結局。12時半過ぎまで頑張って、お腹も空いたし、おしまいにすることにした。

 今日、午後3時には閉館なんだ。ここは近所の図書館じゃないし、本を借りることもないから片付けてすぐ出た。


「何食べる?」


 私は昼食が楽しみ過ぎてワクワクして言った。

「待ち合わせしてるんだ」と相原くん。

 ん?


「友達と? どこかのご飯屋さんで?」


 私の言葉に困った顔をする相原くん。


「友達っていうか……」


「みんな知ってる人だよ」とアキが言った。

「私の知ってる?」とマユミが意外そうに聞いて、首を傾げた。


「泉学院まで行くよ!」


 アキが言ったので、私達、相原くん以外は驚いた。


「「学院!?」」


 私とマユミの声が重なった。



 その図書館から電車で3駅ぐらい。

 泉学院の最寄り駅まで出て、歩いて行く。


「ねえ、お腹空いたよ」と私は何度もアキに言った。

 その度に「学校まで我慢!」と言われてしまう。

 マユミが飴くれた。


「ありがとう」


 私はすぐに口に入れ食べ始める。


「トモちゃん、けっこー、空腹で人格変わるタイプ?」


 ソウヤくんに聞かれた。


「変わる、かな?」


 私は笑って答えた。

 学校の門の所で紗栄先生が迎えに出てきてくれた。


「いらっしゃい! こっちの大学棟の方に!」


 大学棟に入ると川上先生がいて、案内を代わった。

 新しい情報学科の方の教室かな?

 へー、なんかIT企業とかのオフィスっぽい気がする。テレビでしか観たことないけど。

 広めの会議室っぽい部屋に入ると、大きめの不思議な形の楕円形ではない丸がふたつ大小くっついたみたいなテーブルがあった。

 そこに加藤さんともうひとりの女性……ん?

 写真で見たことあるかも!?

 川上先生の同級生とか!?

読んで下さり、ありがとうございます。

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