18 想定済み?
どうぞよろしくお願いします。
「先生、line、間違ってますよね。
最初に交換した方、ブロックしていいですか?
ふたつもあるとややこしいから」
「ブロックって!?
あ、若宮との個人lineの方か!
嫌なら送らないから、そのままにしておいてくれないか?」
「でも、クラブの方は違うlineですよね。
そっちが学校の先生や生徒との連絡用でしょ?」
「……ちょっと、説明させてくれないか。ちょっと……」
車が大通りから曲がって、どこへ?
ナビを見ると海の方へ向かっている!?
「海?」
「だから、停めて話せるところを……」
海浜公園という表示の方に進んで、駐車場にクルマを停めると「ちょっと降りて話そう」と言われる。
私は川上先生の後をついて行った。
なんで、アキのバスケの試合の応援に来て、こんなことになってるのだろう!?
海を見渡せる空いているベンチを川上先生が汚れを確認してくれてから、座るように促してきたので、座った。
先生がいつものリュックからペットボトルを2本取り出し「どっち?」と聞いてきた。
「えっと……、では、こちら頂きます」
ミルクティーを選んで取った。
「ありがとうございます」
まだ冷たい。さっきのコンビニで買ったのかな?
こうなるということ、ここに来ることを予想していた!?
うーん……。
「……lineの話に戻りますが、先生が自然科学部のみんなと使っている方に統一させて下さい。
何か……、あって、スマホを調べられたら、先生も私も困ったことになるでしょ?」
「あー、それはなー。
でも、大丈夫だ。
そっちのスマホは誰にも学校にも知らせていない。他の先生方も知らない」
「……てか、それをなんで私に?
間違えじゃないってこと?」
「……間違えじゃない。
そのつもりで連絡先を教えた」
それは先生としてアウトだろ!?
「ブロックします……」
私はスマホを取り出して宣言した。
読んで下さり、ありがとうございます。




