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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第1章 若宮朋佳
16/76

16 なんでいるんだ!?

どうぞよろしくお願いします。

「スプじょの月の宮って……、君だったのか!?」


 後ろから声がして、あれ? 聞いたことのある声だなと思ったら、メガネ男子だった。

 あれ? エントランスじゃなかったっけ?

 マユミを見るとチャラ男ともうひとりと話を始めてて。


「月の宮って呼ばれていることは知っているけど、私は若宮。若宮朋佳」


「ともかって、どんな字?」


「月がふたつに、コンテストの佳作の佳」


「僕は相原素直」


「……すなおって、性格が素直のすなお?」


「ああ、そう相手の原っぱの相原で……。

 公園の砂場の砂男すなおとこじゃないよ」


 私はくすっと笑ってしまった。


「11月にスプ女の文化祭だろ?

 こっちの文化祭にも来て欲しいし、連絡先を教えてくれないか?

 インスタやってる?」


「やってない。マユミならやってんじゃないかな?」


 その時「若宮!!」と下の試合場から大きな声で呼びかけられた。


 そこにいたのは川上先生で、私と目が合ったら「そこで待ってろ!」と言って姿を消した。


「誰? 先生?」


「ああ、中学の時の担任で……、マユミのクラブの顧問。

 なんでバスケの所にいたんだ?」


 首を傾げる。


 観客席の階段上に川上先生は出現し「若宮! 伊藤! 来てたのか!」と言った。


「はい、アキの応援に。

 川上先生も応援ですか?」


「ああ、麻岡ら他にも今の高一は知ってる者が多いし。で?」


 えーと相原君だったっけ?


「さっき、知り合った英開の相原君、だそうです」


「うちの生徒に何か用か?」

 

 川上先生、なぜにケンカ腰?

 あ、さっきの私もチャラ男子にそんな感じだったのかも!?

 ちょっと反省……。


「……お互いの文化祭に招待し合わないかと話を……」


「英開は招待状はいらないだろう。

 うちのほうは生徒1人に4名までという縛りがあるが……」


読んで下さり、ありがとうございます。

泉学院は招待状制です。

でも、学校見学したい受験生と付き添い保護者は受付で学年と名前書いて、学校の資料をもらって入場します。

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