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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第7章 若宮朋佳
158/197

14 似合いそう

どうぞよろしくお願いします。

 マユミのクラスで『乱』が起きたそうだ。

 私は手を回してないよ。


 後から、こころちゃんと池さんに聞いたけど、クラスの中でも山室さんの傍若無人な、なんか人を下に見るような、意見を押し付けるようなところが気になっていたそう。

 まあ、クラスを引っ張ってくれようとやる気を出しているのを止めるのも……みたいなところもあったそう。 

 でも、マユミに対する態度の変化や私のことを悪く言っていること、そして、やはり自分達への過度なリーダー面、押し付け……。

 そんなことを高一の時に同じクラスだったこころちゃんと飯塚さんを中心に反論が起き、それで……、マユミも意見を言ったことで、山室さんが逆上してしまったこと。

 みんなで言い合いになって、山室さんがマユミに私やアキの進路のことを探らせようとしていたことがバレて、山室さんが教室を飛び出して行ってしまった……と聞いた。


 その後、先生方も間に入ってくれて、だんだん沈静化しているみたいだ。噂の方も山室さんが逆に私やマユミに意地悪してたみたいな感じの話が相殺する様になったけれど、全部が全部消えたわけじゃなく、まだ私のことを不信な感じで見ているなという感じは少々残っている。

 



 文化祭、1日目の土曜日。


 自然科学部と文芸部のコラボはまたも好評のようだ。

 星は好きな人が多いもんね。

 石の時はすごく詳しい人がいたり、ほら、ソウヤくんや相原くんみたいに学校でもフィールドワークしたよなんて子達もいてちょっとマニアな感じもしたけど、さ。


 さおりんはホテル紹介のミニコーナーを作っていて、すごく力が入ってる~!

 ホテルのパンフまで置いてあって、旅行会社に問い合わせして送ってもらったのかな?

 でも、すごく好評。

 私達の夜空観察についてのまとめを読んでのひとこと感想コーナーもあり、『ぜひ行ってみたい』『家族と行きたい』『これなら高齢の両親を連れていけそう』(保護者世代の方だね)なんて感想が寄せられていた。

 ふふ、ホテルのスタッフさん達、みんないい人だったもんな。

 バスの運転手さんと文芸部のみんなで撮った写真を見ながら思い出す。


 かなちゃんにお任せした文芸部の方もなかなか好評。まいちゃんとかなちゃんで小学生高学年女子に向けた『読んでみてリスト』なるものを作成していた。

 おもしろい!

 すごく小学生の親子さんに好評で途中から印刷して配布することになったくらい!



 マユミのクラスの心理テスト。

 午後、アキとフリーになった時間帯に行ってみた。


 こころちゃんがゲームマスターのグループに当たり、なんか恥ずかしい。

 シートと鉛筆を渡され、進みながら記入していく。

 好きな動物とか、こんな状況だとどれを選ぶかとか。

 アキとシートを覗き込みながら笑っちゃったけど、全然同じのがない。

 最後の設問だけ、同じ答えになった。

 よくわかんないけど、同じのがあってうれしい。


 シートには名前というか自分のものだとわかる名前を書くところがあって『トモカ』と書いた。回収され、今までの心理テストの内容の説明を聞いているうちに裏で回収されてたシートの裏にプリンターでまとめが印字されてた。

 それによると私は『他人に優しいけれど自分に厳しい、例えるならば人をまとめる病院の婦長』らしい。

 優しさ、厳しさ、正義感、道徳性とか項目が%で示されていて、私とアキが同じだったのは正義感100%だった。ということは最後の設問が正義感だったのかな?

 アキは『優しさと厳しさのバランスの良さ、例えるならば弱者に寄り添う警察官』とあった。


「婦長!」

「警察官!」


 ふたりで結果を見て笑う。

 

「どう合ってる?」


 そう笑いかけてきたのは池さんとこころちゃん。

 シートを見せると「病院の婦長!?」「うーん、合ってるような合ってないような」と言われる。


 自分達のクラスのテストなのにそんなんでいいの?

 飯塚さんが来て「麻岡さん、警察官、似合いそう! 若宮さんもナース服似合いそう」と言われる。

 ん? なんかアキに対してと私に対して違うような気がするけど?


読んで下さり、ありがとうございます。

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