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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第7章 若宮朋佳
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4 間がある

どうぞよろしくお願いします。

 図書室から教室に戻ってからアキが当日どう動くのか聞いたところ、朝、制服着て登校ということがわかった。なら、私達も同じ時間に制服で登校しよう。 

 バスケ部は、制服で午前中に学校集合。着替えてからバスで行くんだね。

 お弁当持ちなんだって。

 私達はT区の体育館に行く前にどこかで食べてもいいし、コンビニで公園ランチでもいいわけで。



 バスケ大会当日、いつもの平日と同じく、制服を着て学校へ。

 電車が空いてる。なんか制服の子が本当に少なくてドキドキした。

 学院の最寄り駅で降りるとスマホが鳴って、見るとアキから『そろそろ改札前』とlineがあった。

 私は慌てて駅の階段を駆け上がった。

 改札を出るとちょうどアキとマユミがいてほっとする。


「おはよう!」「おはよ」「おはよ!」


 挨拶して、歩き出す。マユミがなんかキョロキョロしてる。

 アキがそんなマユミに「スポーツの部は休みの日に練習試合とかあるからね。全くいないわけじゃないよ」と話し掛ける。

 私は去年のフィールドワークのことを思い出した。


「去年は私達も学校集合したけど、私は車だったから、なんか新鮮」


 思い出して笑う。そう、川上先生が家まで車で迎えに来たんだった。


「あ、帝の車だっけ?」


 アキが言って、マユミが答えた。


「そう、大きな車ね。あれはレアだよね」


 学院に到着! 

 アキとは門の所で「後でね!」「頑張って!」「先に行ってる!」と声を掛け合いながら別れる。


 下駄箱のある昇降口はしまっていたけど、押したら開いてほっとした。上履きに履き替えて中学棟へ。

 理科準備室に明かりがついてる。紗栄先生かな?

 マユミがノックしてくれて、ふたりでドアを開けると川上先生がいた。


「文化祭の調べものだって?

 で、後でバスケの応援に行くんだろ?」


 なんでいるの?

 えっと、バスケ部の方に……?

 あ、そういえば車で行ってたか。

 後から追いかける形?

 でも、なんで私達がここに来ること……。


「……誰に聞いたんですか?」


 私は苦笑しながら言ってしまった。

 実は噂のひとつに、私が理科の先生、つまり川上先生に近づくためにマユミを利用しているというものがあるのだ。

 川上先生は中学の先生だから、あまり気がついてないのかもしれない。でも、そういう噂があるならば、本当に用心しないと。


「横川、先生に聞いた」


 なぜ、途中でがある?

 廊下の方から足音が聞こえて来た。こちらに向かってくる。ノックもなしにドアが開き、エコバックを持った紗栄先生が「おはよう!」と入ってきた。


「はい! 川上、先生からの差し入れ!」


 おう、こちらも名前と先生の間にがある

 エコバックからペットボトル飲料を取り出し、デスクに4本並べる紗栄先生。


「どれにする? 取って」


読んで下さり、ありがとうございます。

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