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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第5章 若宮朋佳
111/145

13 ナイスバディ?

どうぞよろしくお願いします。

 もう9時半過ぎてる!

 早く風呂に入って寝ないと!!


 私達は大浴場に向かった。みんな考えるのは同じで、高校の部屋のみんなも大浴場で合流。

 一気に賑やかになる。

 

「ふふふ、トモちゃんと風呂に入れる日が来るなんて!」


 ゆかり先輩がうひゃひゃという感じで言うので「セクハラ!?」と言い返すと「よいではないか~」と笑って言われる。

 バカ殿……!? なんかコント番組で見たことある。


 アキも私もさっさと脱ぐ。マユミはなんかもたもたしてる。どーせ裸になるのに、水着を着がえてるみたいに服着たまま下着脱ぐとか手間暇かけすぎじゃない!?


「マユミ、先行くよ」


 アキが言って私と大浴場に足を踏み入れた。

 なんか大きなお風呂って不思議な匂いだよね。温泉ということもあるのかも。でも、ここのお湯は単純泉とか言ってくせのないお湯らしい。


 空いている蛇口とシャワー、カランとか言うんだっけ?

 備え付けのシャンプーとボディソープでさっと全身洗ってしまう。

 ああ、さっぱりする。

 そして、大きな湯船に………。

 

「ああー、あったかーい!」と私がほっとしたように言うと、アキも「しみるねー」と言った。


 さおりんとかなちゃんが湯船に入ってきて、さおりんが私を見て言った。


「トモ先輩って着やせするんですね」


 は?

 ああ、まあ……。そうかも。

 アキが笑ってる。


 私とアキは大きな湯船の奥の方へ進んで、そこの湯船の中の段に腰かけて手足を伸ばした。


「確かにトモは細く見えるけどさ、体格にしては胸ある方だよね。メリハリがちょうどいいっていうか。触り心地良さそうだもんね」


「む。ぽよぽよだというのかね?」


 私はふざけて言い返す。アキは全体的に程よく筋肉がついてて、引き締まってて健康的だよな。なんか爽やかな色気というか。

 私も運動……、いや、運動……。


「いや、本当に胸とか柔らかそー。触っていい?」


 アキ、もうそこらへんでやめないかね……。

 私は顔がぼっと赤くなってしまった。

 思い出しちゃった……。確かに川上先生、胸を……。わーっ!!


「何、なんで赤くなってるの!?」


「もう、アキ、やめようか。いいかげんセクハラで訴えるぞ」


「どこに?」


 確かに、どこに訴えるのだろう?

 首を傾げた私に、アキはニヤリと笑って「帝に?」と耳打ちしてきて、私は情けないことにさらに真っ赤になってしまい、浴場の大きな窓の方を見て懸命に顔を隠した。

 

 その時、紗栄先生が入ってきて、なんとなくみんなの意識や視線がそっちに行って助かった……。

 私はその隙に出ようと湯船から立ち上がった。なんとなく、紗栄先生と視線が合う。

 紗栄先生が驚いた顔をしている。

 ん?

 紗栄先生は……、華奢だな……。ちょっと、ちゃんと食べてるのだろうか? と思ってしまう。

 体質的な細さ、ではなく痩せているという印象がした。


「わお、トモちゃん、やっぱりナイスバディ!」


 湯船の中ほどにいたゆかり先輩が高らかに言うから、変に注目されてしまう。

 はっとした私はそそくさと浴場から出た。


 みんなが上がってきて脱衣所が混む前に仕度しちゃお。

 アキもかなちゃんとさおりんもすぐ出てきた。

読んで下さり、ありがとうございます。

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