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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第5章 若宮朋佳
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10 展望テラス

どうぞよろしくお願いします。

 夕食まで部屋に戻ることにして、中学生達に声を掛けたが、中三の鈴永さんと小野田さんのふたりが売店を見たりするとのことでそこで分かれることにした。

 鈴永さんがもう1枚のカードキー持ってるから大丈夫だもんね。分かれて単独行動にならないようにとちらっと思うけど、そこまで言ったら、さすがに中三だもの、うるさいよね。


 大部屋に戻った私達は部屋で荷物整理をしたり、お湯を沸かすボットを見つけてお湯を沸かして、置いてあるティーバックの緑茶を入れてみたりした。なんか家探しみたいで面白い。

 夜のための上着とか服とか用意しておく。私は半袖シャツを着ていたんだけど、薄手のカーディガンを出して羽織った。そして、フリースを荷物の上に出しておく。暖かめの上着、フリースはやりすぎかと思ったんだけど、いろいろ調べたら夜空観察はごろんと寝っ転がってじっと夜空を観てるのでかなり寒さを感じるらしい。それにモコモコの方が寝っ転がった時、良さげじゃない?


 6時になり、食堂へ行く。もう席が決まっていて、全員揃ってなくてもどうぞ! と案内してもらえ、ブッフェの夕食をどんどん食べることにした。

 おお! 確かに豪華ではないけれど洋食、和食、中華と品数もいっぱいある!

 今日は和食系にしてみよ!

 ご飯のほかにうどんとお蕎麦もあった!

 ご飯が美味しくて、おかわりしちゃう。

 高校生グループと田中先生と川上先生が来て、座る。鈴永さん達は紗栄先生と食堂に来た。これで全員かな。ある程度食べて、紅茶とデザートを楽しんでいる時に、鈴永さん達に「どこにいたの?」と他の中学生が声を掛けたのが聞こえた。確かにずっと売店で潰してるような時間ではなかったよね。


 鈴永さんは「さえ先生の部屋。ベッドの部屋で素敵だった。景色も和室よりいい」と教えてくれた。

「えー、いいなー」「私も見に行きたい」なんて、そんな話をしてたら川上先生がこちらに来てて「こっちの部屋にも遊びに来ればいい」と言ってくれた。中学生も高校生も「行きたーい!」と盛り上がる。

 田中先生は苦笑して「ちょっとだけな」と言った。

 まあ、今夜は展望テラスだしね。明日とかなら遊びに行ってもいいかもな。


 夕食後、エレベーターで部屋に戻る。川上先生と田中先生は紗栄先生に声をかけられていた。なんだろう。でも、みんなと戻ろう。気にしない。

 大部屋で少し休んで、着替える子は暖かい服に着替え、厚手の上着をそれぞれ持って1階のロビーへ集合した。


 私はマユミと人数を数え、確認。

 バス、今度は先に文芸部を乗せてもらう。後ろの席ちょうどいい感じにまとまって乗ることができた。

 まいちゃんはかのんちゃんと前に行ったけどね。

 川上先生が乗ってきた。どこに座ろうかと見回してから、マユミの隣に座った。確かに隣に人がいる状況じゃないと紗栄先生がひっついてくるよね。その紗栄先生と田中先生が一番最後。

 マユミが奥から立ち上がって譲りたそうな素振りを見せかけたが、川上先生がそれを阻止した。

 田中先生はなかなか座席に座らない紗栄先生に空いている席に座るように促してくれた。

 紗栄先生がマユミをちょっと見た。見てない素振りだけど、見てた!

 それからバスの後部に固まっていた私達を見て……。田中先生の隣に座った。

 なんか、空気が緊張してる。


 バスはあの若い運転手さんで、田中先生が楽しそうに天気の話とか、スキー場の様子とかそんな話をしていた。


 スキー場の駐車場に到着して、ゴンドラ乗り場へ。わくわくしてきた!

 ゴンドラで一気に上がり、もう展望テラスだ。ウエルカムドリンクで温かい紅茶を貰った。それから赤いペンライト。天体観測の時は暗さに慣れた目には赤い光がいいんだっけ?

 あれ、深海でも赤い光がとか言うな?

 水族館で展示の時、赤い光だし。

 人間は深海魚と一緒!? 

 でも、なんかプレゼントしてもらえるのは素直にうれしい。

 テラスにはシートが敷かれている場所が点在していて、座ったり寝転がったりもできる。

 私達は文芸部でまとまって端っこの方に陣取った。そこへゆかり先輩とさくら先輩や高校生達も合流した。私ははじっこだから右隣のかなちゃんだけ。田中先生、川上先生も来て、私達の頭の上の方に寝転がった。


 自然科学部の中学生は紗栄先生とゆっくり来た。なんかわかってきた。川上先生が位置を決めたら来るみたいな行動パターンだな。

 なんとか川上先生の近くには入れたみたい。ああ、気にしなきゃいいのに、さりげなく確認してしまう……。

読んで下さり、ありがとうございます。

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