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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第5章 若宮朋佳
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7 ホテル到着!

どうぞよろしくお願いします。

 ホテルに無事到着!

 運転手さんにお礼を言い、降りる。


 ホテルは新しくもないし、でも、ちょっと古い感じはする、かも。

 エントランスとロビーはまあまあ広い。みんなにロビーで待っててもらい、私とマユミと田中先生とゆかり先輩とさくら先輩でフロントに行き、簡単な説明と部屋のカードキーをもらう。

 一部屋につき、2枚のカードキーがあるのだそう。

 4階の大部屋2室とツイン2室。

 私は中学の方の部屋のカードキーを預かり、みんなでエレベーターで4階に上がる。中学生の部屋を奥のにしたから、私達から上がらせてもらった。

 エレベーターホールを出て和室の大部屋の方へ進んで行くと、先生達とゆかり先輩達が上がってきたのが見えた。

 洋室のツインはエレベーターホールのあっち側って感じね。

 2階が食堂と大浴場。

 温泉なんだよ。そして、1階がフロントと売店とソファとかある、ロビー。


 中学生全員、部屋に入り、みんなでホッとしてしまった。

 うん、普通の畳の和室、広いけど。

 奥に、旅館みたいな障子で仕切れる籐でできたテーブルとイスのセットがあったりして、ちょっと年代を感じる。温泉旅館っぽいホテルだよね。

 一番年長の私(係でもあるし)が1枚、中三の自然科学部の鈴永さんが1枚、カードキーを持つことになった。


「はーい、荷物入れたら2階の食堂へ移動してね!

 昼食です! とりあえず貴重品持って、出て!」


 のんびりする間もなく、みんなを追い立てた。すまぬ。昼ご飯なのだよ。

 みんなぞろぞろと廊下に出てエレベーターの方へ出て行く。


 私が最後に出てドアのオートロックの確認! かなちゃんが一緒にいてくれる。


「OK! 行こう、かなちゃん!」


「はい!」


 ゆっくりエレベーターホールに行くと誰もいない。


「バスの中大丈夫でした?」


 かなちゃんが心配そうに聞いてくる。


「大丈夫って?」


 うん?


「その、30分も先生と……」

  

 あ、そのことか!


「ああ、別に……。景色見てたし。大丈夫だよ?

 かなちゃん、ありがとね。荷物預かってくれたから、トイレにすぐ走って行けた」


「いえ、川上先生に先輩の荷物、ぶんどられたけど……」


 ぶんどられたって?

 それで先に乗っているようにって、言われたのか。

 でも、かなちゃんが涼しく過ごせたなら良かったよね。


「ふふふっ、ぶんどられた!? そんな感じだったの?」



 食堂ではカレーランチ。

 思いっきり、レトルトっぽい。まあ、これはサービスなんだよね。だから、まあ、こんなもんだろう。

 朝食と夕食はブッフェで、結構おいしいと口コミにあったので、楽しみにしてる。


 食後は自由時間。

 ホテル周辺を散策しても良し。休みたい人は部屋でのんびり過ごして良し。

 ただ単独行動だけはやめるように伝えた。



「トモ、行くでしょ?」


 アキに話し掛けられる。

 かなちゃんとさおりんも「「行きます」」と声を揃えて言った。


「うん、文芸部で行こう!」


 その様子を見て田中先生が「お、一緒に行こう」と言ってきて、アキが「いいですよー。私がボディガードしますから!」と言った。

 相原君の『頼りになる』発言を思い出し、私はアキと顔を見合わせて大きく笑ってしまう。確かに田中先生はボディーガート……、うん頼りない。


 自然科学部の子達は紗栄先生と行くよう。

『さえ先生』と中学生達から呼ばれているようで、私も横川先生から紗栄先生と呼ぶようにしよう。


 田中先生がこっちだから、バランス的には川上先生が自然科学部の方に入ればいいんじゃない?

 結局、全員散策に出るようだ。


 川上先生を見ると困った顔をしている。


 アキが「ちょっと、うける」とぼそっと言って、私と田中先生は笑ってしまう。


 結局、川上先生はホテルに確認したいことがあるとかで、散策には参加せず、ゆかり先輩とさくら先輩が自然科学部の方と一緒に行くとなった。

川上先生、単独行動じゃん……。まあ、大人だからいいか。


「あー、月の宮と久しぶりにゆっくり話したかったのになー」

 

 ゆかり先輩は残念そうに向こうのグループの方に歩いて行く。

 うん、私もゆっくり話したかったな。

読んで下さり、ありがとうございます。

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