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今世と前世と罪と罰  作者: 月迎 百
第5章 若宮朋佳
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5 部屋割り変更!?

どうぞよろしくお願いします。

 うん、マユミと私は合宿係だから、頑張らなきゃ! でも、先輩方がいてくれるだけで、安心感が違う~。

 マユミってみんなに指示を出すの、苦手そうなんだよね。なので、その分も私がはっきり言わなきゃな……、なんて思う。

 でも、楽しめる所は楽しみたいし。


 特急電車、なんか旅行気分が上がって楽しい。

 文芸部は人数が少ないし、すでにまとまって動いてるから、4人で座った。自然科学部の子の方が気に掛かる。マユミも大変だろうし。

 席を立って様子を見に行く。

 座席を回すの手伝ったり、降りる駅を聞かれて答えたり、みんな落ち着いたのを確認してから座席に戻る。

 通路向かい側の先生達。その中の横川先生に聞かれた。


「自然科学部の子達、大丈夫?」


「はい、みんな席に座りましたし、人数もちょうどよくてみんな向かい合わせにしておしゃべりしてますよ」


 私は様子を伝えた。気になるなら、自分で見に行っても……。


「そう、良かったわ。ありがとう」


 私の心の中に横川先生はお客様の気持ちで参加してる? と不安が湧いてきたが、にこっと微笑んで席に戻った。

 まあ、ホテルでは大部屋だからね。そっちで中学生の面倒見てくれるといいな。


 

 降りる駅が近づいてきた。そこで乗り換えなので、手早く移動したい。少し前から声掛けに歩き準備を促す。

 在来線への乗り換えのスムーズにできた。目的地の駅についてほっとする。

 駅の外に送迎バス乗り場街のベンチや公衆トイレがあるエリアがあり、そこへ移動。


「はーい! ここでホテルの送迎バスに乗ります!

 トイレはそこ!

 30分は乗るよ!

 ホテルで飲み物も買えるけど、少し高いかもだから、買うならここで買っとくといいよ。

 バスは11時半出発なので、11時25分まで自由時間!

 25分にはここに集まってね!」


 私は大きな声で叫ぶようにみんなに伝える。

 大丈夫そうかな?

 私は先に荷物を見ててもらってトイレに行かせてもらった。

 うん、みんなもちゃんとこの近辺で過ごしているようだ。

 アキと話しながら自販機の所に行き、水を買う。その時、川上先生も自販機に来たけど、横川先生が追いかけてきた。

 私は何だかイラっとしてしまい、わざと気づかない振りをしてしまった。無視って奴だ……。

 そうだよ。川上先生も紗栄先生も何もしない?

 田中先生は一応お金のことをゆかり先輩達とやってくれてるのに。

 そして……、川上先生は紗栄先生のことを……、私に打ち明けてはくれない。

 以前聞いた元彼女達の話。私を感じる人だっけ!?

 先生の方が先に転生してるんだから、同級生の中にいるわけないだろ!?

 そう気づくとなんだかイライラが上がってきて……。結局、私が転生したかわからないから、保険というか、ああ、こんな考え方嫌だな……。

 その時、ゆかり先輩に声を掛けられた。


「ねえ、トモちゃん。

 今、横川先生から、ひとり部屋がいいって言われちゃったんだけど……」


「ひとり部屋!? どういうこと?」


「私達のツインを横川先生の部屋にして欲しいって」


「え、ツインをひとりで? 誰かと?」


 さくら先輩も困ったように言う。


「ひとりで。もし体調が悪くなった子がいたら、看病するとは言ってる」


 あー。うわー、マジか。

 アキとマユミも一緒に話を聞いて、顔を顰めている。

 さくら先輩が呟く。


「まあ、一理あるか。

 でも大部屋ふたつ、1名ずつの空きだよね。

 ゆかりと私……」


 私は考えた。さくら先輩とゆかり先輩は一緒の方がいいだろう。


「いいよ、私、中学生の方で。そうすれば高校の方にゆかり先輩とさくら先輩、一緒に入れるでしょ」


 そう、私が中学の部屋に動けば、高校の方にふたりで入れる。

 かなちゃんとまいちゃんが何事か!? と来てくれて、部屋の人員の移動があり、私が中学の部屋に入ると伝えると「とも先輩とお泊りなんてうれしい!」と言ってくれ、まいちゃんも「え、そうなの、うれしい!」と言ってくれた。

 まあ、大丈夫そうかな。


「トモ、もてもてじゃん」とアキが笑う。

「うん、王子、羨ましーだろ」と私も笑う。

 アキとマユミと離れちゃったのは寂しいけど、ね。


読んで下さり、ありがとうございます。

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