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燃える水差し①

 落葉樹が色付いたその葉を散らし始め、空から白いものが舞い降りてくるようになり、城塞都市オストプロシアに冬が訪れた。療養院のスタッフを含め住人たちを苦しめたインフルエンザの流行も終わり、城塞都市オストプロシアはその活気を取り戻し始めていた。寒さは日ごと夜ごとに厳しくなって来るものの、兵士たちの士気は寒さを吹き飛ばすほどに熱く燃えていた。


 捲土重来(けんどちょうらい)


 これほどに兵士たちの士気を上げる言葉はないだろう。猪頭鬼に奪われた城塞都市ケルニヒベルグを取り返す。奪われた領地を取り戻し、プロイゼ帝国の版図(はんと)を東に伸ばす。もはや絶対的な捕食者ではなくなった猪頭鬼(オーク)への反抗作戦とも言える戦いはもう近くに迫っていたのだ。皮肉にも城塞都市ケルニヒベルグを人間たちから守る呪われし破傷風菌に汚染された大地、それが氷に覆われた凍土に変わるのはもうすぐ、決戦は確実に近づいていた。


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