野蛮な奴
「まずは手始めに……吹き飛べぇっ!!」
ボォン!!
ジョゼット特製の大剣に付属した大砲が火を噴く!放たれた砲弾は熱せられた空気を更に熱く焼き焦がし、鋏の怪物に迫り……。
ドゴオォォォォォン!!
見事に命中した!怪物を爆煙が覆い隠すと、ジョゼットは岩盤を蹴り上げ、耐熱性のマントをはためかせながら突っ込んで行った!
「その程度で倒せるなどとは思わん!手を緩めてなどやるものか!!」
気合の入りまくった咆哮と共に跳躍!大剣を振りかぶったと思ったら、爆煙の奥に見える影に向かって重力と全体重を乗せて、振り下ろした!
「はあぁぁぁぁぁっ!!」
ガギィィィィン!!
「――ッ!?」
強い衝撃が走った……ジョゼットの両腕に。
大剣の撃ち下ろしによる風圧で爆煙が消えると、鋏の怪物は涼しい顔をして腕で斬撃をガードしていた。
「中々やるな。あれだけの勢いの攻撃を逆に防がれて、腕が痺れているだろうに。武器から手を放さないとは立派なものだ」
「くっ!?上から目線で!」
「当然だろ。お主とこの“ラペンテ”であったら、我の方が上だ」
「そいつは……勘違いも甚だしいな!!」
ジョゼットは再度、渾身の撃ち下ろしを繰り出すために振りかぶった!
「学習能力がないのか、現代人というのは……」
ラペンテは辟易しながら、また腕を上げてガードの態勢を取る!ジョゼットの狙い通りに……。
「はあぁぁぁぁぁっ!よいしょッ!!」
グンッ!!
勢いよく振り下ろされた大剣はジョゼットの鍛え抜かれた膂力によって急停止、そして方向転換!縦から横の斬撃になり、腕を上げ、がら空きになったラペンテの胴体を襲った!
ガギィン!!
「――ッ!?」
再度走る腕への衝撃。完全に虚を突いたと思われた一撃はラペンテの強固な殻に傷一つつけることはできなかった。
「それだけの質量をあれだけの勢いで振り下ろしながら、膂力で無理矢理軌道を変化させるとは……しっかりと鍛練を積んでいるようだな。感心感心」
「この……!」
「だが、このラペンテを倒すまでには至らない。所詮セールアルムを纏っただけの人間など、この程度だ!!」
ブゥン!ビリッ!!
「ちっ!?マントが……」
虫を払いのけるように鋏を振るう。ジョゼットはもちろん反応して、回避を試みるが、先ほど装備したばかりのマントのことまで計算できてなかったようで、鋏に布の先が引っかかり、引き裂かれてしまった。
漆黒のマントの中から青と黒で彩られたマシンが姿を現した。ジョゼットの長年の愛機であるブラーヴ・ソルダ改よりも禍々しく、刺々しいマシンが……。
「よくもマントを!」
ジョゼットはラペンテの射程から離れるように後ろに跳躍しながら、大砲を向けた!
「喰らえ!!」
ボォン!!
再び発射された砲弾!それに対し、ラペンテは……。
「またそれか……我には通じないと理解しろ!」
ラペンテは両手の鋏を開く。そこから……。
バババババババババババババババッ!!
無数の光弾を発射した!光の弾丸はジョゼットの放った砲弾と正面からぶつかり合い……。
ドゴオォォォォォン!!
両者の間で大爆発を起こした!
「相殺されたか!?いや!」
バババババババババババババババッ!!
「ぐうぅ!?」
爆煙を突っ切り、後から発射された光の弾丸が青黒のマシンに降り注ぐ!
しかし、ジョゼットは咄嗟に身体を丸め、被弾面積を小さくし、愛機の自慢の装甲で光弾を弾き飛ばした!
「『ブラーヴ・ソルダ改二』にはそんな豆鉄砲は効かないぞ……!」
「ほう……そちらも防御力には自信があるようだな」
そう言いながら、ラペンテは虫のような足をガシャガシャと動かしながら、ゆっくりとブラーヴ改二に近寄って行った。
ブラーヴ改二は何をするでもなく、息を整えながらただその場で彼を待ち構える。今までの一連の攻防で小細工は無駄だと悟ったのだ。
そして両者は至近距離でにらみ合った……。
「お互い距離を取っての撃ち合いでは、決着がつきそうにないからな……」
「あぁ……ならばこうするしかあるまい……」
「「正面からの殴り合いだ!!」」
バギィン!!ガギィン!!
「はっ!!」
「――ッ!!」
お互い渾身の一撃を放つ!ラペンテの鋏は青黒の装甲を抉ったが、ブラーヴ改二の大剣はやはり甲虫のような殻を砕くことはできない!!
「どうしたどうした!この分だと我の圧勝で終わるぞ!!」
「そんなことには!!」
バギィン!!ガギィン!!
「なってるじゃないか!!」
「くっ!?」
第二撃もダメージを与えられたのはラペンテだけであった。いや、今だけではなく、これからも……。
バギ!バギ!バギ!バギィン!!
「……ッうぅ……!?」
いつしか撃ち合いは、蹂躙に変わっていた。ただひたすらにラペンテの鋏がブラーヴ改二の装甲を削り取るだけの一方的なものに……。
「この!!」
ガギィン!!
意地を見せ、ブラーヴ改二は大剣で二つの鋏を受け止めた。ギリギリと不快な音を鳴らしながらのつばぜり合い。目と鼻の先で両者は再びにらみ合った。
「わかるか?これが我とお前の差だ!!覚悟のな!!」
「覚悟だと……!?」
青い仮面の下でジョゼットは眉を潜めた。こんな場所まで遥々やって来たのだ、覚悟など当にできているし、それをこの不気味な怪物に問われる云われはないと。
けれど、ラペンテが言っているのはそういうことではないのだ……。
「我は粗暴で野蛮で、自分が一番強いと思い込み、暴力を振るうことに至上の喜びを感じていた……お前も同じだったのだろ?」
「――ッ!?」
ラペンテの言葉が耳に入った瞬間、脳裏に過去の記憶が甦った。今言われた通りの粗暴で野蛮な人間だった頃の記憶が……。
「図星だろ?わかるんだ、匂いでな!」
「だとしたらなんだと……!」
「お前はそんな自分を否定した!」
「そうだ!私は過去の自分と決別したんだ!」
「違う!貴様は折れたんだ!強くなることから目を背けたんだ!!」
「なん……だと……!?」
「貴様のような奴を我は何度も見て来た!あれやこれやとそれらしい理屈をつけて逃げる臆病者を!だが、我は違う!強さのためならば人間をやめることも厭わない!」
「結果がその醜悪な姿か!!」
「そうだ!我が欲しいのは強さのみ!今はタリクに忠誠を誓っているが、いつか奴をも超え、この世界の頂点に立つ!!」
ガギィン!!
「――ッ!?」
一瞬で鋏を大剣の下に潜り込ませ、力任せにかち上げる!ブラーヴ改二が無防備な腹部を晒す!
「終わりだ!臆病者!!」
とどめを刺すために大きく振りかぶる鋏……それはジョゼットにはゆっくりに見えていた。
(あいつの言う通りなのか?私は逃げたのか、強さを追及することに……ならば、奴に勝つためには私は……)
それはタリク追撃の話し合いが行われた後のこと……。
「本気で言っているんですか?」
ウレウディオスメイド隊の一人、星鈴はジョゼットの言葉を咀嚼できずに、顔をしかめて聞き返した。
「私は本気だ」
「ですが……」
「私がいいと言っているんだから、いいんだよ。それとももしかしてまだ手に入っていないのか、覚脳鬼?ターヴィ戦の後に手に入れて欲しいとお願いしていたはずなんだが……」
「いえ、入手してますし、持って来てますよ」
「なら……」
「覚脳鬼の薬剤注入システムはまだ解析が終わっていません。人体にどれほどの悪影響があるのか……そんなものをブラーヴ改に移植するなど!」
「それぐらいしないと駄目なんだ」
ジョゼットは星鈴の肩に手を置いた。
「今のままではタリクには……いや、奴が使役している不気味なオリジンズに、もっと強力な奴がいたら勝てないかもしれない」
「ですが、トモルさん達と協力すれば……」
「それは協力じゃなくて、尻拭いをしてもらうっていうんだよ」
「ジョゼット様……」
「私はあいつの足手まといになりたくないんだよ。だから……頼む!」
ジョゼットに頭を下げられると、星鈴はもう何も言えなくなってしまった。
「わかりました……ジョゼット様の言う通りにします」
「ありがとう」
そして再び現在……。
(かつての私と同じ奴に勝つためには……私も!いや俺もかつての自分に戻ろう!粗暴で野蛮だったあの頃に!!)
ジョゼットは覚悟を決め、その禁忌のシステムの起動コードを叫んだ!
「フィジカルブースト!!」
瞬間、ブラーヴ改二の内部で針が飛び出し、ジョゼットの身体を突き刺すと、薬剤を注入した!身体中に力が漲り、神経が鋭敏になる!
「でりゃあぁぁぁぁぁっ!!」
ついに圧倒的な速度と破壊力で繰り出される鋏!
しかし、ジョゼットの目には未だゆっくり……いや、止まっているように見えた!
「ウラァッ!!」
ガァン!!
「……何?」
真っ直ぐと青黒の腹部に迫っていた鋏は横からの衝撃で弾かれた。人間の反応速度では対応できないはずなのに、あり得ない動きで横から殴られた。
心にも衝撃が走る。目の前の敵の雰囲気は明らかに別物になっていたのだ……。
「貴様……何をした?いや、何になった?」
「てめえのお望み通り……戻ってやったんだよ、粗暴で!野蛮で!暴力を振るうことに至上の喜びを覚えていたかつての俺に!!」
ドゴオォォォォォン!!
「――ッ!?」
今までにないスピードで撃ち下ろされた大剣はラペンテの眼前を通過し、両者が踏みしめている岩盤を砕いた!
「ありゃりゃ……外しちまった……いや、避けられちまったの方が正確か?避けたんだよな、お前?」
「――ッ!?」
これ見よがしに攻撃を受け続けていたラペンテにとって“避けた”という事実は許せるものではなかった。屈辱が身体をかけ巡り、敏感に動いてしまった自身の肉体に怒りが沸き上がる!
「貴様の攻撃など!恐るるに足らんわ!!」
事実から目を背けるように鋏を繰り出すラペンテ!
「はっ!その意気だ!怪物!!」
それをブラーヴ改二は正面から受けて立つ!
ガンガンガンガンガンガンガンガン!!
「――ぐうぅ!?」
「はっはー!!やっぱ戦いってのは、こうでなくちゃな!!」
鋏が青黒の装甲を抉り取ると、お返しにと言わんばかりに大剣がラペンテの殻に亀裂を入れた!
「貴様……このパワーは一体……!?」
「進化したってことさ!人類は!!」
ガギィン!!
「――ぐっ!?」
ついに下から斬り上げた大剣がラペンテの胴体に大きな傷を刻みつけた!
「その程度か、先輩!」
「こいつ……!?」
「試験官気取りで、偉そうに講釈垂れていたのに、情けねぇな!!」
「黙れ!お前の剣は一本!我の鋏は二本!文字通り手数では我が勝っている!!」
バギィバギィン!!
ラペンテもまたブラーヴ改二の身体に深い傷を刻みつけた……が。
「いいね……そうこなくっちゃ!」
「ッうぅ!!?」
ブラーヴ改二は怯まない!むしろ高揚している!その人間らしからぬ言動に異形の怪物は顔をひきつらせ、恐れ戦いた!
だが、真の恐怖はこれからだった……。
「手数が足りないってんなら、増やせばいいだけだ!!」
「何ぃ!!?」
「改二は……二刀流だぁ!!」
ブラーヴ改二はまさかまさかの大砲付き大剣をもう一本召喚した。両手に一本ずつ掴むと、頭上に高らかに掲げる!
「あの質量を片手で……!?」
「見とれてる場合かよ、先輩?」
「!!?」
「強さを求め続けたってんなら受け止めてみろよな!!」
ブラーヴ改二は力任せに二本の大剣を振り下ろした!
「舐めるなぁッ!!」
それをラペンテは自慢の鋏で迎え撃つ!けれど……。
グシャアン!!
「――ッ!?ぎゃあぁぁぁぁぁっ!!?」
受け止めることはできず。大剣は容赦なく鋏と腕を粉砕した。
「せっかく人間をやめてまで手に入れたのに、残念だったな!」
「か……」
「か?」
「勝ち誇るのはまだ早いんだよ!現代人!!」
ラペンテは新たに四本の腕を生やした。もちろん先端には指ではなく鋏がついている。
「それでこそだ、怪物!!人間やめた甲斐があったな!!」
「上から目線で我を語るな!!」
ラペンテは新たな鋏二本で突きを放つ!
「またぶっ壊してやんよ!!」
先ほどとは逆にブラーヴ改二が迎撃のために動く!二本の大剣をおもいっきり引いたと思ったら、こちらも強烈な突きを繰り出した!
その結果……。
バギィィィィィィィン!!
「……ぐがあぁぁぁぁぁぁっ!!?」
「はっ!相討ちかよ!」
正面からぶつかり合った鋏と大剣はどちらも粉々に砕け散った!両者の間にキラキラと破片が舞い散る。
「くそ……我が!人間をやめてまで手に入れた力が負けていいはずがないんだ!!」
痛みより怒りが勝った。間髪入れずに、ラペンテは無事だった鋏を叩き込む!
「こっちだって!負けられない理由ぐらいあるわ!!」
ブラーヴ改二は柄だけになった得物を放し、拳を握る。刺の付いたナックルガードがそれを覆うと、こちらもすぐさま目の前の憎き敵に撃ち込んだ!
ガリッ!ドゴォォン!!
「……フッ!」
「………!!?」
鋏は青のマスクを大きく抉った……抉ることしかできなかった。
それに対し、ブラーヴ改二の拳は硬い殻によって刺付きナックルガードはあっさりと破壊されてしまったが、衝撃はしっかりとラペンテの脳天まで貫通し、彼を夢の世界に誘う。
「……るか……終わってたまるか!!」
けれど、執念でラペンテは現実世界に戻って来た!来たが……。
「オラァッ!!」
ドスン!!
「――がはっ!!?」
もう一方の拳でまたナックルガードを砕きながら、ボディーブローを放った!深々とラペンテの腹部に突き刺さり、骨を軋ませ、内臓をいたぶり、怪物に耐え難い苦しみを与え、思わず頭が下がる!そこに……。
「もう一丁!!」
ドゴオォォン!!
「――がっ!?」
アッパーカット炸裂!顔が跳ね上がり、視線が久しぶりに交差する。
「……があぁ……!?ひいっ!?」
ラペンテの目が捉えたのは、自分と同じく、いや自分以上に暴力を振るうことに喜びを感じているおぞましい鬼の姿であった。
「ゆ、許して……」
声にならない声を絞り出す。しかし……。
「許すわけねぇだろ!!」
ドゴオォン!!
「――ぎゃっ!!?」
返って来たのは、許しの言葉ではなく強烈なパンチ!さらに……。
「ウラァッ!!」
バギャン!!
「ぐふっ!?」
さらにパンチ!さらにさらに……。
「はあッ!てやぁっ!!」
ドン!ドスン!!
「――があぁッ!?」
さらにさらにパンチパンチ!さらにさらにさらに!!
「でりゃあぁぁぁぁぁっ!!」
ガンガンガンガンガンガンガンガン!!
「グギャアァァァァァァァァッ!!?」
断末魔を上げる怪物に右から左から上から下からパンチ!パンチ!パンチ!ラペンテの身体はひび割れ、砕ける!
「あ……あ……あ……」
見るも無惨な姿で立ち尽くすラペンテ。それをブラーヴ改二は……。
「よいしょおッ!!」
持ち上げ!
「さらばだ!古代人!!」
投げた!
バシャアァァァン!!
岩壁に凄まじい勢いで叩きつけられたラペンテは潰れて、弾けた。もう形を保っているのも限界だったのだ。
「はぁ……はぁ……」
そして勝ったジョゼットの方も限界だったようで、肩で息をして、その場で膝を着いた。
「このままの状態が続いていたら、勝っていたとしても俺……いや、私の命も尽きていただろうな……」
「あんさんの指示を無視して、薬剤の投与量を減らしておいてくれた星鈴ちゃんに感謝やな」
「ドキ……」
ボロボロの青黒のマシンに、同じくボロボロの黄色と黒のマシンが歩み寄って来た。
「そうか……星鈴がそんなことを……」
「それでも心配やから、使わせないように立ち回ってくれって頼まれたんやけど……この通りワイはワイのことで精一杯やった」
「……らしいな」
「まっ、今はお互いの無事を今は喜ぼうや」
「あぁ……」
ケントが差し出した手をジョゼットは掴み、持ち上げられ、再び二本の足でしっかり立ち上がった。
「で、久しぶりに野蛮に暴れ回った感想は?」
「最悪だよ。力を誇示したいだけの暴力など何の価値もないと再認識した」
「そこが勝負の分かれ目……か」
「結局、私は過去の粗暴で野蛮なあの頃には戻れなかった。高揚し拳を振っていても、私の心の片隅にはお前やラブザ、そしてウレウディオスのみんながいた。その差がこの結果だ」
ジョゼットは岩壁にできたラペンテのシミをなんとも言えない思いで見つめた。
(もしかしたらあのシミになっていたのは自分だったのかもしれないな)
だが、同時にそうならなかったことに、心の底から安堵したのだった。
「さて……タリクのキモダサい部下その一とその二を倒したわけやけど……」
「このままドラグゼオの加勢に……は無理だろうな……」
改めて二人は自分と相手の姿を見た。こうして立ち話をしているのが、奇跡にも感じられた。
「ここら辺の温度もぐんぐん上昇しとるし、奥はさらにヤバい熱さになっとるはず……耐熱マントも無しの、このスクラップ直前のマシンではタリクにたどり着く前にお陀仏やろな」
「残念だが……私達はここまでだ……」
二人の視線は自然とドラグゼオが進んで行った先に注がれた。
「ここからは炎と熱に愛された者達だけの、灼熱の領域……!」
「こんなこと言うのは柄じゃないが……信じとるで、トモル……!!」
「……余が力を与えてやったというのに、使えん奴だ」
部下への労いではなく、侮蔑の言葉を呟きながら、炎の巨神スルトを見上げていたタリクは振り返った。
そこには桃色と黒のボディーに、炎を模した角飾り、エメラルドを彷彿とさせる二つの眼を持った竜が立っていた。
「タリク・ウシャマール……!!」
「またそなたか、桃色の」
部下を道具としか思っていない古代人タリク・ウシャマール。
仲間の想いを託された現代人トモル・ラブザ。
相反する二人が今、再びムーサ火山の最奥で対峙した。




