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台地の戦い(1)

 簡便な警報装置と俺と闇鬼二人の護身用の魔法具、それを用意してもらう。

 それが最初の注文だった。

 簡単な警報装置はなるべくたくさん多いし、できればできるだけ遠隔で感知できるものがいい。ゆっくりなら小動物たちに見張らせれば代用できるが、彼らの足は人間が急ぐより少し早いくらいだし休憩をはさまなければならないから結局遅い。

「それなら作り置きがあるから見てますわ」

 エリナを呼んでよかった。リンホーはそういうものの在庫までは抑えきれていないのだ。

 警報装置は3ダースほど使えるセットが見つかった。子機のセンサーが横切ったものの数を親機に連携するもので、親機にはその数の表示機能がある。どちらも魔力をいれないと使えないし、子機のセンサーは障害なしで十メートルくらいしか届かないそうだ。

 これは樫鬼の罠猟師に人の通りそうなところにしかけてまわってもらおう。親機はそれを置いた場所を地図の上においてもらえば位置もわかる。地図をかかないといけないが。

 護身用の魔法具は、リンホー、エリナ二人の分は過去に使っていたものの予備が残っていた。正確にはやや違うが、それぞれソードオフの水平二連ショットガンと電撃鞭だ。俺にはグローブ一対を勧められた。

 左のグローブは強烈な閃光を放つことができる。右のグローブは高温のガスを吹き付けることができる。どちらも触媒を足すまでは一度きりの使用だ。逃げること、戦うなら配下が全滅した後で敵をまとめて焼け、という意味らしい。物騒だ。

「閃光の触媒は簡単に用意できますが、ガスのほうはちょっと難しいので、なるべく閃光のみでおねがいしますね」

 このガスの威力がわからんからうっかり使えないのは確かだが、経済的でないならとんでもない威力なんだろうな。噴出時、ガスに自分が焼かれることはないように作っているが、温度はすぐにさがらないので自分で残留するガスに突っ込むようなことはないように、と釘もさされる。

 警報の設置のほか、やることはたくさんある。このため、相談の上で廃村の幽霊を全部召喚してダラのところに送り届けた。飛龍の部族がなびいてくれない以上、彼らは自分たちだけで自衛しないといけない。

 東の樫鬼にも武器を提供する。売りに行った樫鬼村人たちは帰ってきたが、今回は注文も受けてきたのだという。東の樫鬼はどうやら彼らの親分格である鱗鬼たちの加勢を得たらしい。彼らの分までほしいといが、できれば使い慣れた形状のものにしてほしいらしい。

「ま、できっけど、鱗鬼か」

 無慈悲で獰猛なものたちだとゴドルが教えてくれた。

 そろそろ、台地のほうで動きがあるはずだ。

 俺は偵察小鳥を飛ばした。



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