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作者: 皇 兼坂

読まないことをお勧め致します。

朝が来た。首根っこをつかまれ、ひきずられて。残念ながらどうも新しくも何ともない。むしろカビだらけで埃まみれ。自分が吸ってる煙草の煙に巻かれてる。悩み事があるのか、どこか暗い。朝が幾分か私好みにイメチェンしたらしい。嗚呼、そうか。そうだった。私は朝が嫌いだったんだ。否応なしに来る朝、理不尽に現れる朝、強引に近寄ってくる朝。そして私を暗闇から引きずり堕とし、静寂を拐す朝が。何回舌を出し、中指を立てたのだろう。希望の朝とやらは御伽(おとぎ)の国のお姫様の前にしか現れないらしい。あら、お生憎様、現世(うつしよ)の国のお姫様の前には夢の朝が現れるのよ。と私は独り言に浸かり、枕を貪る様に二度寝した。

彼女の愚痴にお付き合いいただき有難うございます。

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