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50.王の剣

 


 ――王城、東館通路。


「あーあ、凄まじいな、お前」


 壁が吹き飛び床は落ち、天井ももはやほとんどない。

 眼前にいる男はレイの攻撃を全てかわし切っていた。


「......君は、王直属の」


 赤と黒の入り交じる雲柄の和装。片手を胸元にいれ、長い黒髪をもう片方の手でかきあげた。

 そして軽く頷きこたえる。


「ああ、そう。 俺の名はツクヨミ! お前が前にボコしたスサノオと同じで王直属騎士......とは名ばかりで俺は騎士じゃねーけどな」


 王城内部へと侵入した時、まるで聖騎士すべてを集めたのかとも思えるほどの人数がレイを迎えていた。

 しかしセフィロトを駆使しものの十数分でそのすべてを殲滅。


 そして今に至る。


「彼らとは格が違うって事か.......セフィロトを使いここまで攻めて手応えがないのは君が初めてだ」


 そういうと「ぶふっ」とツクヨミが吹き出し、笑う。


「おいおいおい! まじかよ!! お前の殺した中にはルビー以上もいたんだぜ? イカれたやつだなお前! ははっ」

「?」


 ゆっくりとツクヨミの黒い影が立体になる。

 そしてその影がもう一人のツクヨミとなった。


「......!」


 その増えた分身からまた同じように増え、更にそれが繰り返される。


(この分身は......全てオリジナルと変わらない魔力量、一人あたりの魔力量はSSレート相当か。 というかこれは)


「ははっ、変な体だろ? そうだぜ、俺の体には魔力と神力が共存している」


 それは有り得ないだろう。神力を得ようとすれば魔力を失うのが必然。

 なぜなら魔力が神力に成り代わるから。


「それじゃあ、いくぜ?」

「......」


 全ての分身がドプンッ!と崩れ液状と化し、宙を盛大に舞う。


 ――目眩まし!


 その時、気がつく。


(本体も溶けて消えた!?)


 レイは戦闘時オーラを自身の周囲へ広げ戦う。

 それにより相手の攻撃のタイミング、動きを把握し対応力を上げている。


 しかし分身が溶けた瞬間、その本体までも同時に消えてしまったことに、混乱しそれが隙となった。



 ――ドガァアアンンッッ!!!


 轟音が鳴る。



「――がッ......!!!?」


 唐突に窓を破り現れたスサノオ。


 とてつもないスピードで飛んできた彼女の突進の破壊力は凄まじく、辺りが崩れ去る。


 そして、ツクヨミの溶けた影により視界や感知能力を阻害し、レイはクリティカルなダメージを受け意識が飛かけた。


 ――王城東館、レイ達がいた場所のすぐ隣の壁を吹き飛ばしながら大広間を貫通し、本殿を突き抜け、そのまま西館へ。

 そこにある武器庫の砲台に叩きつけられ、ようやくレイとスサノオが止まる。


「......ぐぶっ、はっ」


 口からふきでる真っ赤な血液。


 ガードもままならず腰から下が消し飛んでいた。


「お久しぶりですね、レイ」




 ――ドクン




 微かに



 しかし、はっきりと感じる



 死のニオイ





(......い......意識が、......)





「作戦成功だな、スサノオ」


「余裕ぶってないではやく! アマテラスを!!」



 ――ズズズ



「「!!」」



 レイの体を光る根が覆った。






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