バンビークス事件
地球人口の爆発的増加、食糧難、環境汚染、紛争が続く地球。
地球は限界を迎えていた。
人類は、種の存続をかけて宇宙に住むことを決めた。
宇宙進出に向けて、国連を解体し、世界五大陸の代表を選出し、E5を結成。
結成までに数十年という時間が掛かったが、結成後の動きは素早く、各国の技術を集結して、宇宙移住のための開発が進められた。
そして、ついに人類は宇宙移住を実現する。宇宙移住開始に伴い、西暦ではなくS.C.という紀年法ができた。
S.C.0001 初の宇宙移住者としてE5にて選出された、約2,000人の人々がコクーンと呼ばれるコロニーに移住を始めた。
人類は、次々にコクーンへの移住のため、飛び立っていった。
宇宙進出が順調に進む中、複数のコクーンが開発・運用されていく。そのため、セクター1から12に区分けられ、各セクター代表が決められた。
そして、S.C.0017 事件が起きる。
セクター5がセクター6のコクーンを爆破するという事件が起きた。
直後、セクター3、4、5が共同声明を発信した。
『我々は、バンビークス。腐りきった地球へ報復を開始する。』
声明通りセクター3、4、5は、バンビークスと名乗り始めてセクター6のコクーンを次々に破壊し、たった1週間で、セクター6を崩壊させた。この事件を【バンビークス事件】と呼び、
各セクター及びE5を震撼させた。