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プロローグ  詰んだ…





(なんで…)


「なんでこうなったのよぉ~~!!」







こんにちは、本日はお日柄もよく、

只今、絶賛(?)遭難中でございます。

(穴に落ちました)




ん?冗談?いえいえ本当、本当に

とても大きな穴に。

穴?、というかその谷底は落ちたら最後とまで言われている所で四方八方、斜面が急な山々に囲まれているから死んでも出られないと言うところで

とゆうかそもそも自分で落ちた訳じゃないのですが…


木々が立ち並ぶ静かな森。



さっき自分が叫んだの短いやまびこがかえってくる。

「お祖父様ぁ~~助けてください~!」

(あぁ…)




(なんでこうなったの!)


「もうっ!」

バキッ!と木の枝を踏みつける


「お嬢様!木に八つ当たりしてもここから出れる訳じゃないですよ」


「うぅ、分かってるわよ。でも…」


「そうですね。このままいくと…」


「死んじゃいますね」


「死んじゃうの!!?」


「はい、このままいくと餓死か、そこの者に殺されます」


「どう死ぬかは聞いてないわよ!あとそいつはケガしてるでしょ」

ビシッ!と岩にもたれ掛かっている人物を指す。


「キィーキィーうるせぇなぁ。そうだよ、絶賛負傷中だ、喜べよっ!!チッ!」


「ほらね」


「ですが…」


「はっ!置いていけばいいぜ、お前ら見たいな上流階級の奴らにご厄介になりたくはねぇからなっ!!」


「ふんっ!私だって自分の命を狙った奴を助けたくないわよ!!」


「お嬢様、興奮なさらないでください」


「でもっ」


「まずは落ち着きましょう」


「深呼吸です」吸って~吐いて~


「なんであんたもやってるのよ」


「しょうがねぇだろお前らのせぇで傷が痛いんだよ」


「それはあなたが勝手にっ」


「まぁまぁ」

「そんなにお叫びになられると声が枯れてしまいますよお嬢様」



(なんで、なんでお祖父様の植物採取に付いて来ちゃったんだろう)

(うぅ、こんなところ来なきゃ良かった)


早く死亡フラグを叩き割らなきゃ…


じゃないと私、あと10年で死ぬかもしれないのに…



「お嬢様。窮地にこそファイトです!」



「無理だよぉ~うぅ…」

  ―――――――――

 


 死ぬかもしれない

     あんな夢見なきゃ良かった…


まぁ、もしあの夢を見なかったら、

   多分絶対死ぬことになるけども……






はじめまして。杉本亜希と申します。

初投稿、初作品です。


初っぱなからすごい(ある意味)スピード感ですが宜しくお願いします。

1話は明日の12時頃になると思います。


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