異世界基盤作りその3
読んでくれてありがとうございます。
王様との話が終わり部屋から出ると自分に声を掛けてくる人物がいた。
身なりはよく見た所執事の様な人だ。
「剣様、こちらをどうぞ」
……話し掛けられていきなり物を渡された、カードの様な物にずっしりとした感じの袋だ、ステータスカードとお金だろうか。
「身分技能証明証とお金になります」
ん、身分技能証明証?ステータスカードみたいなのであってるのだろうか。
「それではこちらの物について簡単に説明させていただきます、身分技能証明証は通称「プレート」と呼ばれておりこの世界においての身分証であり、これがある事によって様々な事が可能になります、で、こちらの袋の中はお金になります」
んん!?それだけ!?、え?説明雑じゃね?ほとんど分からなかったんだけど…
「ささ!それでは剣様、城の外へご案内致します」
そう言って執事?さんに物を渡されて背中を押されるように外へと連れ出される自分。
「それでは」
バタン!城の門が閉まる、冷静に考えれば城から追い出されている…何かしただろうか?
あぁ…こんなのでこれからこの世界で生きていけるのだろうか…凄く、不安だ。
城の外はthe中世といった感じの街だった、店にある看板や街を行く人達の話す声は何故か意味が理解出来た。
少し安心した。
ちなみに中世は結構街の中に野糞やらがあったらしく、とある宮殿も汚かったらしい…、この街は上下水道が発達しているのかそんなものはどこにもなくて結構綺麗だ。
汚い異世界だったらさらにメンタルに傷が入るところだった…
周りを見てみると色々な店がある、武器や防具を売っているところや魔法とかに使いそうな物を売ってる店に、奴隷を扱う店、流石異世界と言った感じだ。
袋の中を見ると重量感のある金貨がギッシリ!結構奮発してくれだみたいこれなら色々買えそうだ、異世界に来たからにはやはり奴隷だろうか、ロリっ子奴隷がいいなぁ…。
この世界ではロリはOKなのだろうか…
さて、自分の欲望の赴くままに近くの奴隷店に向かったわけだが、これがかなり緊張する。自分は向こうの世界で常識人と言った訳ではなかったが、流石に人身売買はした事は無い。
勇気を振り絞って店内へ入ると…
「「いらっしゃいませー!!」」
緊張した自分を向かい入れてくれたメイド服をきた美少女達、しかも凄くフレンドリーな感じで。
うん、ここいい店かも。
不安だらけな異世界生活、少しは光明が見えてきました。