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元気になってくれるよう願いを込めて

誓い

作者: 紅月蒼夜

どれ程の重荷を背負えば

辛いと正直に言えるのだろうか?


私も同じだと言われるたびに

苦笑いばかりが増えてゆく



分かってる

皆違えど辛いのは誰でも一緒だって


分かってる

僕だけが精神(こころ)弱いんじゃないって


分かってる

些細なことでも誰もが我慢しているんだって



だけど


時には幼子のように

思い切り泣いて誰かに甘えたいんだ



泣きたくなる気持ちに蓋をして

今日も誰かのために僕は生きている


せめて僕の両手が届く範囲の人は

素直に「辛い」と言葉が出せるように


泣きながらでもいい

僕に寄りかかって甘えられるように



偽善だと言われたって構わない


君のために小さな誓いを胸に抱いて

今日も僕は生きている



次は君が甘える番だよ

君が抱える荷物を僕が半分持とう--

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