11話
11話
MPに気をとられていたが、よく見るとまたレベルが上がっていた。
ステータスポイントも結構たまってる。
とりあえずMP増やすか。
[能力値] HP255/255 MP165/405 STR47(47) INT54(54) VIT54(54) MEN47(47) DEX47(47) AGI47(47)
今回はとにかくMP重視であげた。MPは大事だ。
んっ?なんか忘れてる気がするな?
MP?
あっ!そうか!
そういえば、すっかり忘れてたけど魔力草持ってたんだった!
名前 下級魔力草
ランク D
詳細 食べることでMPを50回復させる。空気中の魔力濃度が高い所ほどランクの高い魔力草が生える。
魔力草を使えばよかったんじゃないか。
すげー凡ミスだ。
まあ少しMPが回復しただけで良しとしよう。
能力値はレベルが上がれば調節できるし問題ないだろう。
MPが回復したので残りの木も解体した。
これで丸太は11本だ。丸太はこれくらいでいいだろう。
後は必要なモンスター素材と薬草類を集めないとな。
「素材と食糧が足りないからモンスターを狩りに行こう」
「そうですね。次の洞窟に行くということでいいですか?」
「いや、洞窟は今度にして森にいるモンスターを狙おう。できれば鳥みたいな羽毛のあるモンスターか毛皮があるモンスターがいいな」
「羽毛や毛皮ですか?承知しました。なるべくそういうモンスターを狩りましょう。近くに何かの群れがいるようなので、まずはそこに行きますね」
俺を乗せてノワールは森を進む。
そして、数百メートルほど進むと茂みの影に隠れるように身を伏せた。
茂みの向こうを覗くと、100メートル位離れた場所に広場のような空間ができていた。
その場所に4頭の犬のような生き物が寝そべっているのが見える。
[種族] フォレストドッグリーダー
[ランク] D
[種族] フォレストドッグ
[ランク] E
どうやらフォレストドックというモンスターの群れらしい。
おそらくは1体だけランクの違うフォレストドッグリーダーが群れのリーダーなんだろう。
『御主人見えますか?』
『見えるよ。4頭いるね』
『いいえ。見えない所に後3頭いるので合計7頭です』
そうなのか?
全然わからなかった。他に3頭もいたのか。
『で?どうする?』
『御主人はここで待っていて下さい。すぐに仕留めてきますよ』
『ここで待ってればいいの?じゃあ待ってるんでよろしく』
『では、行ってきます』
そういうとノワールはフォレストドッグ達の方に駆け出した。
やはり速い。あっという間に群れのリーダーらしき個体に肉薄すると、状況が全く理解できていないそいつの頭を踏み潰した。
そして、突然リーダーを失い動揺して動けない他のフォレストドッグ達も瞬く間に倒してしまった。
ほんとにすぐ仕留めたな。
『終わりました。御主人こちらへ来ても大丈夫です』
もう近寄ってもいいということらしい。
周りには何もいないように見えるからたぶん近づいても平気なんだろう。
一応、気配察知を使い周りに注意しつつ、薬草等のアイテムを採取しながらノワールの方に歩いて行く。
ノワールの所にたどり着き近くでフォレストドッグを見るとドーベルマンに似た感じだった。
大きさは体高1メートル位ある。フォレストドッグリーダーはフォレストドッグより一回り大きかった。
見た感じフォレスト感全然ないけど、名前の由来は何なんだ?
フォレストドッグとフォレストドッグリーダーを解体して入手できた素材は毛皮、肉、爪、牙、骨、魔石だった。
さらに森の中を進み狩りを続けると、ウールラビット、ジャイアントボア、ワイルドベア等の群れに次々に遭遇したが1~3体程度の少数の群ればかりだったので問題なく撃破した。
ウールラビットは巨大なアンゴラウサギのようなモンスターでジャイアントボアとワイルドベアは巨大な猪と熊だった。
さらに移動すると、洞窟から10キロ位離れた森の中でかなり規模の大きなゴブリン群れをを見つけた。
ゴブリンだよ!あのキングオブザコキャラのゴブリンだ。
想像通りの容姿と言っていいでしょう!
正直キモい。結構遠くから見ているのに生理的に受け入れられないキモさがあるな。
[種族] ハイゴブリン
[ランク] D
[種族] ゴブリン
[ランク] E
[種族] レッサーゴブリン
[ランク] F
ゴブリン思ったよりランク高くないか?
てっきり経験値2程度の雑魚かと思っていたんだけど、このランクだと雑魚じゃなさそうだ。
というかレッサーゴブリンてなんだよ。
ゴブリンの下位種族なのか?
ゴブリンより少し小さいな。それ以外は違いがないように見える。
見た所レッサーゴブリンの数が一番多く30体以上いる。
さらにゴブリンが10体位、ハイゴブリンが2体いるようだ。
『すごくいっぱいいるけど勝てるの?』
『あの程度なら1000体いても問題ないですよ』
大きく出たな。1000体ってなんだよ。
この数でも生理的にやばいのに、1000体もいたら精神的に死ぬわ!
そもそも数の多さは脅威だと思うんだけど?
『自信があるならいいんだけど、危なくなったらすぐ逃げなよ?』
『承知しています。御主人は少し離れていて下さい』
そういうとノワールはゴブリンの群れの背後に回った。
そのまま音もなくゴブリン群れに近づくといきなり吠えた。
ノワールが吠えた瞬間、凄まじいプレッシャーを受けた。
もしかしてあれがスキル咆哮か?
こんなに離れた所にいるのに俺も咆哮の射程に入ってる!?
ゴブリンの群れの方を見ると、すべてのゴブリンが座り込んだり蹲ったりして震えているようだ。
あれっ?ゴブリンと比べるとオレはたいしてダメージを受けてるわけじゃないな。
どうやら射程に入ってるわけではなさそうだな。余波ってことか?
これで余波なら、ノワールが言ってたように直撃したらほんとにショック死するかもしれない。
俺が咆哮の考察をしている間にも、ノワールは咆哮により行動不能になっているゴブリンの頸を切り裂いて止めを刺していく。
確かにこれなら1000体でも軽く倒せるだろうな。




