巨乳四姉妹は王子様と結婚したい
子どもの頃に見た絵本や童話って結構覚えてるものですよね?
この話はお子様にもピッタリですよ♪
むかしむかしあるところに、巨乳四姉妹がおりました。
巨乳四姉妹は王子様と結婚してウハウハな生活をしたいと願い、先ずは長女の【カナリデケーナ】が城へと行きました。
「……ねぇ? どうかしら?」
ドレスから溢れんばかりの物理エンジンを積んだ長女はクネクネと王子様へ熱烈なアッピールを送りました。
「…………」
しかし王子様は首を縦に振りません。
「出直してきますわ!!」
プライドを傷付けられた長女は、ハンカチを噛み引き千切りながら城を後にしました。
次に次女の【ケッコーデケーナ】がお酒を持って城へとやってきました。お酒の勢いで既成事実を作ろうというのです。
「ゴメン、僕お酒飲めないんだ……」
「えっ……!?」
次女は早くも万策尽きました。
「出直してきますわ!!」
プライドを傷付けられた次女は、ハンカチを噛み引き千切りながら城を後にしました。
次に三女の【オモッタヨリデケーナ】が手料理を引っ提げ城へとやってきました。
王子様の胃袋へダイナマイッ!と言う訳です。
「ゴメン、僕、専属シェフ以外の人が作ったご飯はちょっと……」
三女は早くも万策尽きました。
「出直してきますわ!!」
プライドを傷付けられた三女は、ハンカチを噛み引き千切りながら城を後にしました。
最後に四女【ネーナ】が手紙を持って城へとやってきました。
可愛らしい便箋に愛の言葉を認めて王子様のハートをイーグルキャッチしようという根端です。
「ゴメン、字が汚すぎて読めないや……」
四女は早くも万策尽きました。
「出直してきますわ!!」
プライドを傷付けられた四女は、ハンカチを噛み引き千切りながら城を後にしました。
こうして、巨乳四姉妹は全員が失敗に終わりました。
その話を聞き付けた巨乳四姉妹の隣の家に住む【美尻四姉妹】は、きっと王子様は尻フェチに違いないと意気込み、次々に城へと赴き求婚しましたがやはり王子様は首を縦に振りません。
「何がいけないんですの!?」
美尻四姉妹はプライドを傷付けられ、酷く落ち込みました。
それを聞き付けた隣の家に住む【アニキ四姉妹】は、きっと王子様はホモに違いないと意気込み、次々に城へと赴きましたが門番に追い返されました。
「ここはホモの来るところではない!」
「ははぁん。さてはやはり王子様はホモなんだなぁ?」
アニキ四姉妹は確信しました。
しかしその時、庭園を仲睦まじく歩く王子様と従者の姿が見えました。
従者は見た目は冴えない普通の女の子で特にこれと言った特徴もありません。しかし二人は恋人のように手を繋ぎ恋人のように甘い空気を放っており、見ただけで胸焼けしそうでした。
「何故だ……何故に王子様はあのような女性と…………」
アニキ四姉妹は巨乳四姉妹と美尻四姉妹にありのままを告げました。
「何ですって!?」
自らの容姿に絶対的な自信を持っている姉妹達は納得が行かない様子。王子様から直接事の真相を問い質すべく城へと雪崩れ込みました。
「怪しいホモめ! 通すわけにはいかぬ!」
勿論アニキ四姉妹は門前払いです。
巨乳四姉妹と美尻四姉妹は王子様に問いました。
「何故容姿の優れた我々では無く何の変哲も無い従者と……!?」
王子様はゆっくりと答えました。
「彼女は義理の妹に当たる人で、幼き頃より病弱故に面倒をよく見ていた。しかしいつの間にかその情は愛情へと変わっていたのだ……」
「……やられた」
巨乳四姉妹と美尻四姉妹の後ろで従者がコッソリと微笑みました。彼女は誰よりも優れた『義理の妹』と『病弱』属性の持ち主だったのです…………