第6話 スキルとは
すいません。ストックを作ってました。悪気はないんです。すいません!
「ぷぎぃぃぃぃぃ!!!覚えてろぉぉぉぉぉ!!!」
翌日、謎の豚は砂ぼこりを上げながら去っていった。
「ママー。あの豚さん何ー?」
「しっ!見ちゃいけません!」
・・・この親子、絶対地球から来ただろ。
「・・・ところで、ラピス。」
「ん?どうした?親父。」
「お前、どうやってあいつを捕まえた?」
「え?蹴って倒しただけだよ?」
「・・・何だと?」
え・・・?何か驚かれました?
「・・・じゃあお前、スキル保有者になったのか?」
「え?何その厨二心くすぐるワードは!?」
ってゆうか、スキルって全員が持っているわけじゃないの!?
「そのチュウニゴコロと言うのはわからんが・・・一般的な兎人族が人間をあの様な状態にするには、相当の鍛錬が必要だぞ?それを鍛錬も積んでいない子供がやったとなると、スキルを持っているとしか考えられん。」
うわぁ、神様、どんだけチート積んだんだよ。
「とゆうわけで、今日からお前には、スキルの訓練を積んでもらう。」
「えー?だるっ!」
「スキルを最低限操作できるようにしておかないと、死ぬぞ?」
「全力でやらせていただきます!」
こうして、半強制的に、スキルの訓練が始まった。
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薄明りの照らす街の館にて。
「父上!どうか、どうかお許しを、プギャッ!?」
「黙れ豚。お前を息子にした覚えはない。」
暗がりに照らされた館で、男と豚の会話が繰り広げられていた。
「ラピス・ロップイヤー。君に会えるのを楽しみにしているよ。ふふふふ・・・・」
不気味な笑い声が館に響き渡った。