第3話 お坊ちゃん
だいぶ投稿がおくれました。
すいません。
「あー・・・。痛ぇ・・・。」
俺、ラピスは我が父上、シンに拳骨を喰らって、道場から家に帰っていた。
ってゆうか、あいつまじで許すまじ。
ホントまじで。
「・・おぃ・・・こ・・生・・・。」
「あー、何か死にかけたナメクジみたいな声がする・・・。遂におれも末期かー。」
「おい!そこの下等生物!」
「え、俺?」
なんとそこには、あだ名をつけるなら確実に「お坊ちゃん」であろう、控えめに言って豚が立っていた。
「今日は豚の丸焼きだな。」
「誰が豚だ!ふん、こんなものだからな、下等生物は。」
何か、すっげー失礼な豚だな。
「ふん、まあ、いいだろう。僕に道案内をしろ。」
「・・・は?嫌だけど。」
「・・・は?」
なんか、ポカーンとされた。
いや、誰が好き好んでこんな豚を道案内するんだよ。
心優しい俺なら、「お願いしますラピス様、どうか私を案内してくださいませんか?」と聞かれたなら、案内してやっただろう。だが、そんな頼み方、論外だ!
「ぷぎいぃぃ!もうおこったぞ!僕ちんが、成敗してやるー!」
「いや、ホントに豚になってるしwしかも一人称が僕ちんってww」
「ぷぎいぃぃぃ!!!」
シャキーン!
なんか威嚇してくると思ったら剣を持ってた。
そして、それを振り回してきた。・・・って!
ブオンブオン!
「うぉい、危ないなこの野郎!」
「ぷぎぃぃぃぃぃ!!!」
って、全く当たってないし。
これなら普通に避けていれば大丈・・・
「ぷ、ぷぎぃぃぃ!!」
「あ、こ、この野郎!」
こいつのねらいは俺ではなく、近くにいた女の子だった。
「ぷぎぃぃぃぃぃ!!!」
「きゃーーー!!!」
危ない!
「やめろぉぉぉ!!!」
<スキル、「蹴り」が発動しました。>
ゴスッッ!!
「プギャッ!?」
「・・・え?」
こうして俺は、人生初の対人(?)戦に勝利した。
・・・この豚どうしよう・・・?