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蹴られたら、蹴り返す! ~獣人少年の反逆記~  作者: UTT
1章 ラピス・ロップイヤー
2/8

第1話 転生前の準備

何か、誤字脱字など、ありましたらアドバイスをおねがいします。

3時間後・・・


「つまり、あんたは神だと言う訳だな?」

「だから、そう言ってるじゃん。」


俺は現状を理解しようとしていた。

だって、某異世界に転生しそうな白い部屋で、女神と会っているし?

第一、死んだって言われても・・・。


「まあ、いいや。とりあえず、あなたには異世界に転生してもらいます。」



・・・?今何と?

聞き間違いかなー?いま、異世界に転生とか聞こえたのだが・・・


「大マジですよ?異世界に転生してもらいます。」


マジ?マジで?マジのマジで?


「だから、マジですって!」


「ぃよっしゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「うるさっ!」


いや、だってよ、ガチで異世界に転生できるんだよ?

これが興奮せずにいられますかぁ!?


~クールタイム~


「すいませんでした。」

「分かればよろしい。」


反省しましたすいません。


「でも、なんで俺が・・・」

「あの時のトラック、変じゃなかった?」



・・・確かに!


「あの時のトラック、あれ異世界転生トラックだよ?」



「何だその夢のようなトラックは!?」

「世界に777台しかない、異世界転生専門のトラックだよ?」


何故にラッキーナンバー!?


「それはさておき、あの時、きみはひかれる予定ではなかったんだ。だから、せめてものお詫びということで。」

「・・・俺はひかれてよかったのだろうか・・・。」


「さて、貴方には転生するにあたって、特別な特典が与えられます。」

「その心は?」

「いわゆる、チートだね。」

「わかりやっす。」

「うるさい。」

「さーせん。」

「はぁ...。本当に分かってるのだろうか。・・・では、まずは転生する種族を決めてもらいます。」

「種族?」


ドワーフとか、エルフとか?


「そうだね。でも、君には亜人に転生してもらうよ?」

「亜人?何で?」


別に普通の人間でいいだろうに。


「簡単に言うと、亜人差別だね。」


亜人差別ぅ?


「正確には、教会以外の人族による、亜人差別の風潮だね。なかでも、獣人が一番酷い。」

「わかった。おれは獣人に転生する。」

「え・・・?」

「出来たら脚の強い獣人にしてくれ。」

「あぁ・・・。ずっと車椅子だったからか・・・。」

「ああ。」


車椅子生活の長かった俺にとって、走りたいという願望は誰よりも強かった。

だから、次の人生では思う存分走りたい。


「他に何か要望は?スキルとか・・・。」

「あー・・・。そこらへんは任せるよ。俺は丈夫な脚があれば充分だ。」

「わかった。それじゃあ、転生スタート!」


俺の体が光の粒子となって溶けてゆく。

そして、おれの()()は幕を閉じた。

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