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人生最後で、一番濃い一月  作者: 津川サブロー
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第0話

「はっきり言いますと、余命はあと3か月です」


 ある日、少し体調が悪かったので病院へ向かったら、何やら難しい検査を受けさせられ、その結果医者に言われた言葉である。どうやら、現在の医学ではもうどうしようもないらしい。

 とはいえ、少しの倦怠感は感じるが特にこれと生活に支障をきたす体調不良は感じなかったものだから不思議なものだ。とにかく、「あと3か月を有意義に過ごしてください」とだけ医者に言われて返されてしまった。


 余命宣告されてからしばらくして、3か月しかない命ならば好きに過ごしたいと思った。


 とりあえず学校を休みたいと思ったので、そう思った日から不登校になった。


 お酒を飲み始めた。どうせ、法律を犯したところであと3月の命なのだから何でもいいと思ったからだ。最初飲んだときは、「なんだこのまずい飲み物は」と思っていたが、それも何本も飲んでいくうちにおいしく感じるようになった。今や、1日に3本の缶ビールを空けないとやってられなくなるぐらいになったぐらいだ。


 パチンコにも行った。タバコも吸ってみた。しかし、タバコは味が好かなかったから1本吸っただけでゴミ箱に捨ててしまった。風俗はさすがに行っていない。こんな感じで『有意義』に2か月は過ごした。


 しかし、二月(ふたつき)経った頃急に学校にもう一度行きたくなってしまった。なぜだかはわからないが、やはり最後ぐらいは学校で過ごしたくなるものなのだろうとそう思った。そういうわけで、僕は2か月ぶりに学校に向かった。


初めて投稿させていただきます。拙い部分も多いと思いますが、よろしくお願いします。

5話ほどで完結するかなと思っています。

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