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ぼくの詩集

錠剤賛歌 ~ぼくのおくすり~

作者: 桜井あんじ

ぼくのおくすり

すごいおくすり

これさえ飲んでりゃ ぼく だいじょうぶ なんだって


朝起きたら夜 ぼくの一日どこいった?

だけどまあ そんな日もあるよね

音楽でも聴こうか


錠剤ってのがいいよね 粉や液体じゃ 雰囲気でない

このちいさな一粒が 人類の叡智の結晶

ドクター ドクター

ありがとね

これさえ飲んでりゃ だいじょうぶ


痛いはずなのに痛くない ぼくの痛みどこいった?

ちょっとこわいよ なんかへんだよ 

あれ しておこうかな


ぼくの味方 いつも傍で助けてくれる

棚に並べるだけで安心 ぼくの錠剤コレクション

ドクター ドクター

ありがとね

これさえ飲んでりゃ だいじょうぶ


なんにも なんにも 感じない ぼくの感情どこいった?

楽だけど なぜか さみしいよ

でもこれでいいのかな いいんだよね


ピンクや白や オレンジ色の宝石たち

子供のころに集めてた ビー玉みたい ワクワク

ドクター ドクター

ありがとね

これさえ飲んでりゃ だいじょうぶ


だけど


本当のぼく どこいった?

あくせくしたり ぐだぐだしたり

がっかりしたり しくしくしたり

ゆらゆらしたり いらいらしたり 

そういうぼくは どこいった?

オーバードーズは いつオーバー?

ねえドクター

これさえ飲んでりゃ ぼく だいじょうぶ なんだよね?

皆と上手く やっていける そうだよね?


こういうのは創作上のアレだからね。

普通のひとだよ。

こわくないよ。

みんな仲良くしてね(´・ω・`)


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