第-1話すべてはここから
どうも万年店番です。
今回は-1話を上げさせていただきます。
魔道軍が編成されることになった理由それは、25年前に遡る。
僕が正樹武が生まれる前の話。
すべてはこの出来事から始まる。
西暦2251年6月17日、世界は一つにまとまった世界統一連合により世界から独立国が消えた。
目的はこの世界からのテロ、紛争、戦争を起こさないようにするため。というのが主目的、また副次的なもとして限りある資源の節度ある再分配がなされ世界共通通貨ができまた世界経済は安定した。
また、連合内では行政を行う最高機関を各エリアごとに定め、アジア地区、オセアニアおよび東南アジア列島地区、南米地区、北米地区、欧州地区とこの5つのエリアに行政最高機関を置いていた。そして人々は幸せに暮らしていた。あの遺跡が見つかるまでは・・・
ソロモン諸島沖の少しばかり大きな無人島で古代遺跡が見つかったのだ。
そこは謎のエネルギーで満ちていた。のちにこれが魔道兵器などに使われるエネルギーである。
順調に調査解析は進み、謎のエネルギーは魔道と呼ばれ実用化、兵器転用の研究が進んでいたが、兵器転用が成功し量産体制を確立し各部隊へ配備が進む中、突如遺跡に空間の歪みが観測され異世界への扉、ゲートが開いた。
そこから謎の兵器が大量に出てきた。遺跡の島は占拠され瞬く間に広がっていった。
連合軍は実質上の奇襲を食らい、1日でオセアニアおよび東南アジア列島地区の7割方を制圧されてしまう。
当該地区の連合国軍は体制を整え翌日に奪還作戦を開始するも魔道兵器の配備不足や敵戦力が不明なことから奪還作戦は失敗し、当該地区からの敗走を余儀なくされた。オセアニアおよび東南アジア列島地区からの住民避難とともに撤退することが決定した矢先、敵が侵攻を開始。住民を避難させるため何とか追い返そうとするも、足止めが精一杯だった。民間人と軍人兵士を合わせ多大な被害を出した撤退戦は連合側の大敗北となり勢いづいた異世界側は旧インド地区へと上陸を開始。対し連合側は一方的な防戦になりただ攻撃を凌ぐしかなかった。魔道兵器が配備されていてもそれは極一部の部隊のみ、全体にはまだ配備できていない状態であったが以前より魔道兵器の配備が進んでいたこともあり住民避難の時間は稼げたが、連合側はまたしても大打撃を被る。旧インドは制圧されたがこの時に魔道兵器の配備を急がんとしていたため旧インド国境付近で異世界側の戦力を食い止めることに成功、戦争勝利への希望を見せるがそれは一時的なものに過ぎなかった。
敵の本隊らしき戦力が到着それとともに艦隊もやって来た。
魔道兵器の搭載艦が少なかったことまた艦隊や艦載機を感知できないこともありたった2日で太平洋の制海権の7割を奪取される。だがこのとき連合側の第1艦隊は完全に魔道兵器搭載を完了し、次々と搭載あるいは換装していたこともあり、沿岸へ被害を及ぼす前に食い止めることに成功。
陸上でも魔道兵器の完全配備が完了し、旧中国エリアに侵攻する前に食い止めることに成功、欧州方面ではヒマラヤ山脈を越えられる前に防衛線を引くことに成功に敵軍を食い止めた。
この後旧インドエリアおよび太平洋の制海権奪回を目的にした大規模作戦を発動するものの失敗に終わる。敵の戦力が予想以上に大きかったのだ。また敵は切り返すように撤退する部隊を追撃し侵攻していった。これにより防衛ラインは壊滅し旧中国エリアから撤退、大陸防衛ラインは旧ロシアエリアウラジオストク港に司令部を置き防衛ラインを引いた。
また撤退した一部は旧日本国の東京に司令部を置き日本海の制海権の維持を務めた。
欧州方面では旧イラン国を奪われ旧産油国の目の前に迫っていた。
欧州方面軍は、旧トルコ国に司令部を設置し産油エリアの防衛に努めた。
一方北米地区、南米地区はアラスカおよび旧カナダ国の4割がたを奪われていた。
北米方面軍は旧カナダ国のオタワに司令部を設置防衛ラインを築く。また専守防衛にすることで敵が次第に疲弊していき、戦局は膠着状態になる。ここから両軍ともに新戦力の育成や戦力増強に努めることになり、膠着状態に陥る。小規模な衝突はあるもののこの状態が25年間続くことになる。
だが僕が第1小隊に配属された年25年間の膠着状態が崩れることになるとは思いもしなかった。
今回は主人公たちが戦うことになる敵や今ある状況について書かせていただきました。「これなら1話だす前に書けよ」と言われてしまいそうですがまだ初心者なので大目に見てください。(;´・ω・)