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異世界でも女子力は必要なんですかね?  作者: クズ
1:ドラゴンとの出会い
4/59

もうどうにでもな~れ!!

1話あたり2000文字くらいで書いていくつもりでしゅ。(お酒の過剰摂取でへろへろ)

あらすじ。俺のパンツが食われた。






「……」

『GURURU~♪』


 え、なにこのドラゴン、超楽しそう。

 そんなに俺のパンツ美味しかったわけ? 漏らしたアレでちょっと塩っぱかったかもしれないけど、それでいいわけ?

 たしかに見た目美少女のおしっこ付きパンツとかちょっとレアかもしれないけどそんなことより俺の失意はどん底なんですけど!

 俺はこの先ずっとノーパンなんですか? ノーパンツノーライフなんですか? さあ、パンツをはじめるんですか!?

 でもさあ!!


「そのパンツがねえんだよおおおおおおおおおお!!!!!」


 魂の慟哭である!


『ぅわっ!! なになに! まだ叫ぶの!?』


「叫ぶよ! そりゃ叫びもするさ! 俺は露出狂じゃねえんだよおおおおお!!!!」


―――って、ちょっと待て。今のツッコミは誰のものだ?


「……」

『……』


 俺は徐に視線をドラゴンに向ける。


「……」

『……』


 しばし沈黙が続く。

 だが。


「……」

『……ぐるる☆』


 ……お分かりいただけたであろうか。


「おい、おまえ」

『ぐ?ぐるる?』

「ぐるる? じゃなくてさ、お前いま、喋ったよな?」

『ぐるる!? ぐるるるるぐるうううううう!!!』


 腕をぐるぐるしてアタフタしながらぐるぐる鳴いているドラゴン。

 なに? 体を使ったダジャレなの? それで騙されるのは昨日までの俺だけだ!!(笑


「『ぐるうううううう』じゃねえよ!! ていうか、さっきまで『GURURU』と聞こえてた鳴き声が『ぐるる』って聞こえてるの、これってそういうことじゃねえのか!?」

 そうなのだ。さっきまで「鳴き声」として認識していたはずの音が、今は「そう言っている」ように聞こえる。

 これはもしや……。


『……ぐるるぅ……。お、怒らない……か?』


 ビンボ!! じゃなくてビンゴ!! やっぱりそうなのねん!?


「俺の言うことにちゃんと答えてくれれば怒らない!」


 俺は過剰とも思えるボディLanguageを交えて、ドラゴンを真摯に見つめる。


 届け! この想い!!


『……わかった。答える』


 よっしゃああああ!!! 勝った!

 何になのかわからないがとりあえず勝ったということにする!


「よしよし! いい子だ!」


 そう言いながら徐にドラゴンに近寄った俺は多分馬鹿なんだろう。

 だって客観的に見ていればさ、自らの身の丈ほどもある爬虫類に攻撃的装備ゼロで近づくんだから。


『ぐる? わt―――我、いい子?』


 しかし、この声が俺を惑わす。

 別にコイツの声が特別ってわけじゃない。「この場所」で聞く声だから、俺は後先考えず近寄ってしまったのだ。


「『我』とはまた古風な……だがまあうん、いい子だ! なんせ、俺の言葉が通じるんだからな!!」

『ぐるる~♪』


 そもそもここは異世界である。異世界もののセオリーだと、その言語は「通じる」「通じない」「異世界言語翻訳」の3種類だ。

 つまり、約3割の確率で、俺はこの地で一人外国人になり果てるのである。

 初めて出会った生物に言葉が通じるということは、それだけで望外の喜びだ!


「それー!わしゃしゃしゃしゃ!」


 俺は目の前にしゃがみこんだドラゴンの頭と顎元を勢いよく撫で回す。


『ぐるる~~☆☆』


 思わずムツゴ○ウさん化した俺を誰が責められようか!


 ていうかこのドラゴンも超喜んでるだろこれ!


―――だがしかし。


「ところでさ、それはそれとして。……俺のパンツ返してくれないかな☆」

『ぐる!?』


 俺は柔かに微笑みながら、最重要事項を目の前のドラゴンに伝える。

 既にこのドラゴンに対して恐怖は微塵も感じられない。

 いやまあ、その気になれば呆気なく殺されるかもしれないが、それは現代日本人の若者だってそうだろうよ。

 なんせアイツ等、平気な顔して尖ったナイフを持ち歩いては殺人しかけるからな! 主に言葉で!(偏見かつ拡大解釈)


「なあ、返してくれよ? あれって、おr―――私の唯一の下着なんだよね」


 ふと気づいて、俺は話し方を改める。


『あうあう』

「ねえー、返してよー、ほら、今なら「ぺっ」ってすればまだ無事だと思うのよねー」


 そう、俺の外見はいま、果てしなく美少女なのである。

 この顔で「俺」ってのは……まあ、ありっちゃあアリなんだろうけど、初対面だとちょっと自重したくもあった。


『ご、ごめ――――――す、すまないが、あれは汝と我のパスを繋ぐための触媒と化してしまったので…』

「あ゛?」

『ぐるぅっ!?』


 おっとお! 思わず地が出てしまったぞおお!? 矮小な人間相手なのにドラゴンさんはタジタジだぁっ!!


『ぐるっ!? か、代わりにっ! わt、我の抜け殻から作ったこのパンツを!』


 苦し紛れなのか、俯きながらしっぽで背羽の合間から取り出した無闇矢鱈と真っ白な女性用(・・・)の下着を俺に突きつけるドラゴン。


「……」

『……』


 何度目かわからぬ無言。


(もうこのパターン、飽きてきた。……ていうか俺、男なんだけど、この下着はどうなのさ……。とはいえ、今の俺の体は女であるからして……あんまり問題ない?)


 実際のところ、問題しかないのだが、とりあえず「一人ではない」ことに安堵してしまったのだろう。

 俺はなんとなくこのドラゴンの提案を受け入れてやることが吝かではなかった。


「…はあ。わかったよ、それで我慢するよ……」

『ほんとっ!?』

 

 パァッ! っとばかりに俯けていた顔を跳ね上げて喜ぶドラゴンを見たら、なんかもうどうでもよくなってしまった。


(もうどうにでもな~れ!!)

むむ、やっぱり1時間ちょいくらい、か。筆が乗っててもやっぱり1時間きるのは辛い。ていうか起きてるのが辛い。お酒飲みすぎた。今日はもう諦めて寝るのです。明日から頑張る!なのです!


2015/8/26 ドラゴンさんの鍵括弧が間違っていたのを修正

2015/9/8 段落と行間を修正。

2015/8/30 ドラゴンさんの体長を変更したので一部文章を若干修正

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