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何センチメンタル  作者: 蟹海老フラッシュ
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むかいとは

 もう一度コウメに言ってみた。「コウメ。もう僕の部屋から出ていって欲しい。僕はひとりで生活したいんだ。それだけだ」「いいわよ」「え?」「出ていくわ」「どうして?」

 僕が出ていってくれと言ったからに決まっているのに、今まで散々拒否されてきたせいか、コウメがあっさり出ていくと言うことを疑問に思ってしまった。コウメは少し考えてからこたえた。

「なんて言ったらいいか分からないけど、もうあまり意味がない気がするの。ここにいても何も変わらないし。それはそれでいいのかもしれないけど、意味がないって思っちゃったらそれまでなのかも。私の気分っていうのかもしれないけど。みんなはどうやって物事を決めるのかしら。」「選択肢が一つしかないとか、他人に強制されることもあるだろうね」コウメには僕が今までひとりで生活できなかった理由を思い出して欲しかった。

「まあね、向かいのお部屋が空くっていうから、そっちに住もうと思ったから出ていくんだと思うわ」「え?」「私向かいのお部屋に住むの」

 嬉しいような虚しいような、僕はよく分からない感情だった。

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