子供が生まれた、
最初に言う。私ではない。
言ってて悲しいが私には生涯を決めた相手も一緒に墓に入ってくれるような人はいない。
しかし私は鳥類ではないので卵を産んだわけでもない
そんな錬金術は持ち合わせていない。
田中である。今年の10月に父親になったのだ。
しかも双子の。
奴の遺伝子が2人もこの世に生まれるというのは少子化を防ぐとともに治安の悪化の促進である。
出産祝いをよこせととても人の親とは思えないLINEを2日に一回よこしてくるので見に行ってきた。
私も過去24年前は愛くるしく両親からの無償の愛と周りからの慈愛に満ちた目で立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花のような顔の整った子供だったのだ。
今や齧る脛はなく兄と同様にどこで間違えたのだと言われ年末年始やお盆は帰るならいつ帰るのかと聞かれる始末である。
こちらだってこんな顔に産んだ責任者に苦情が言いたいものだ。
兄と一緒にするな。
話を戻そう。
田中の子供はほんとに田中そっくりのわがままである
抱けと泣き、空腹で泣く。私も仕事がうまく行かなければ泣こうと思う…全力で。
私も抱かせてもらったが可愛いよりもこれが未来の納税者…。介護は頼むぞ…。と今後の日本が心配になった。
双子はどちらも男であるからしてまぁどちらもよじれた性癖になるだろうと思い、今後大きくなる頃には私がサイトを紹介してなるからな。
ベビー用品より嬉しいだろ。
しかしご祝儀はしっかり玄関先で取られた。
あれは泥棒である。あんな取り方あるか。
闇バイトの若者だってもう少し低姿勢だ。
これから父親になる田中はもうあまり遊んでくれなくなるだろう。
私が結婚しなければきっと違う界隈で違う世界で子供と父親として大きくなるだろう。
それを思うと少し寂しくなるが、友のレベルアップを喜ぼうと思う。
11月16日加筆修正
田中、渋谷の麻雀に普通に朝までいた。
父親失格っ