楽なカレーの食べ方
以前福岡県北九州市門司港に行った時の話をしようと思います。
僕は門司港で食べたいと思ったものがありました。それは「焼きカレー」です。門司港の名物であると前々から聞いていて、どんなものか気になっていました。せっかく門司港に来たのなら食べてみたいと思い、駅近くの飲食店で焼きカレーを食べることにしました。
その飲食店の店内はレトロな感じで高級そうな雰囲気が漂っていました。椅子に座ると緊張して背筋が伸びてしまうほどです。椅子に座った後、僕は焼きカレーセットを注文しました。
数分経ってまず運ばれてきたのは、からあげと野菜がたっぷり入ったサラダでした。サラダの見た目は鮮やかでどこから手をつけようか悩みました。
「さあどうやって食べようか。ナイフとフォークを使って食べようか、それともフォークだけでOKかな…?。」
ちょっと考えた末にフォークだけで食べることにしました。また僕は食べるときも音を立てたらまずいとか、そんなことを考えながらサラダを食べていました。自分が周りを気にするがあまり、体裁を気にしすぎてせっかくの料理があまりおいしく感じられませんでした。周りは自分のことを見てもいないのに。
さて次にやってきたのは、メインディッシュ「焼きカレー」です。エビやカキなどの魚介類入りのおいしそうなシーフードカレーです。早速口の中に焼きカレーを入れると
「熱い!」
予想以上に熱かったもので、口の中を火傷してしまいました。ここでも僕の神経質が発動しました。
「カレーを口に入れてすぐに水を入れてよいものか否か…。」
そんなことをちょっと考えていましたが口の中の熱さは存在していました。このままでは火傷の被害が広がってしまう!そう思って僕は水を飲みました。そのときは周りを気にしてはいませんでした。口の中を水で冷ました後に僕は再びカレーを口にしました。するとさっき食べたカレーよりも美味しく感じました。神経質を抑えるだけでも味が変わるのか、気を楽にして食べることのメリットを感じました。
どうしても食事の際には体裁を気にすることは多くあると思います。僕は昔から神経質なもので、周りがどう見ているのとか気にしてきました。確かに体裁を整えることは重要ですが、し過ぎもよくないと思いました。今後は自分にとって少し「楽なカレーの食べ方」を実践したいと思います。