プロローグ
スキルなんて当たり前。そんな世界に元々住む村人の物語です。
この世界には、たくさんのスキルが存在する。
例えば
【肉体強化・小】Lv1【剣術見習い】Lv1
【草むしりの達人】Lv1【調理見習い】Lv1
【火属性魔法】Lv1【剣術士】Lv1【調理師】Lv1
【掃除】Lv1【鑑定見習い】Lv1...等。
最近スキルキラーという悪党が目立つようになった。
【悪属性魔法】《インディア》スキル剥奪という魔法があるそうだ。
「貴様か?スキル【鑑定士】を持つ女は。
悪いがそのスキル、貰っていくぞ。《インディア》」
そして、俺の母さんも今、その被害にあった。
母さんの体からエネルギーが放出し、スキルキラーの手に収まった。
その途端、母さんは倒れ込んだ。
「母さぁぁん!!!」
俺は泣き叫んだ。
今の俺は、まだ10歳。
スキルは15歳の誕生日、朝目が覚めると身についてるらしく、10歳の俺はスキル無しのただの子供だった。
それでも俺は、悪党に殴りかかったが、力もなく、目の前の悪党から母さんを守れなかった。
母さんはスキル【鑑定士】を奪われてから、両目が見えなくなった。失明したのだ。
母さんがいったい何をした?
別に欲しくてスキル【鑑定士】を手に入れた訳じゃない。スキルが勝手に身につくのがいけないんだろう?
スキルキラーも、勝手に身につくスキル自体も俺は許さない。
でも、スキルキラー相手に村人が勝てる訳がない。
スキルキラーを倒せるなら...
光のような...悪党を倒せる正義のスキルなら欲しい。
これ以上、俺は被害者を出したくないんだ。
これから始まる物語は、1人の村人がスキルに目覚め、スキルキラーを倒しに行く物語である。
初めての投稿です。
チート能力は存在しますが、
主人公には努力をさせるつもりです。
ストーリーが思いついたら、
時間がある時に更新します。