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1 あまりにも妻泣かせな闇の王(自称)

なんっか!かきたくなったんですよね。

地には血肉が一面に広がり、

戦士達の絶望と怒りが渦巻く戦場。

この戦争が始まって既に4日が経過し

一日目にその命を絶った戦士達の肉が腐り始め

猛烈な異臭を放つ。


その戦場の真ん中に一人の男と何十人かの

翼のはえた女が対峙していた。


「時は来た。今こそ我が闇の力のもとに

この世界を闇に染めるべし!

ハーッハッハッハッ!!」


男は高らかに笑う。

女たちはその男の言動に警戒する。


「ハハハ...ハッハッハ!

周りの目が痛い!俺の心にグサッと突き刺さる!

ごめんなんかこう、あるじゃん!?

アニメのラスボスとか闇の力的ななにかを

もっててその力で世界征服しようとする話!

ちょっとやってみたかったんだよーだから

お願いそんな目で見ないで!ほら、

出だしがあんな感じだと面白いじゃん!?寝坊したのは

ほんっとに謝るからさ!」


「うっさいわね!あんたが四日間丸々

寝過ごしてたせいで私とあんたのなかが悪いっていう

噂が鳩通信で炎上して誤解解けずのまま

私の可愛い天使達が死んじゃったんじゃない!

て言うかまずデートに四日間遅れてくるやついる!?

流石の心優しい最高神である私でも怒るわ!」


最高神は顔をしかめっ面にして

怒りをあらわにする。


「その節の詫びはちゃんと神界の

高級スイートホテル予約しといたから。

もちろん俺闇の王である俺の奢りで!」


「ま、まぁなら許して

あげなくもないわけでもなくないけど。

ていうかあんた、闇の王設定まだ続いてたの?」


「そりゃあそうだろう。

下界で魔物を作り出して?絶滅しないように

調節して?ブラックホール遠隔操作して要らん星

ぶっ潰してんのに闇の王と名乗らずしてなにがあるか。

あれだぞ?破壊神と名乗っても間違いではないんだぞ?」


「あいにくこのせかいは一夫多妻制ではあるけど

多神制じゃないから。」


「へーい。わかってますよ最高神様。

でも肩書きねーのも―――――――「いいからさっさと

次の仕事!」へーい。」


闇の王はその場で落胆する。

二人が何だかんだ言い争っている間に

連れの最高神補佐役達はせっせと

天使達の復活にいそしんでいた。





~神界高級スイートホテル~


「そうそう、次のあなたの出張決まったから」


「それホテルでいわれるとげんなりするなぁ。

んでどこよ?」




「第119世界。ノルマ妻十人子供二十五人。

魔獣総生産10000000000。目的

闇魔法の使い手の増加と魔獣の不足に対応すること。

期限500年。妻指定種族人間3人エルフ4人獣人二人

魔族一人。なおスライムの数は総生産に+50000000。

わかった?」


「魔物の総生産の数頭おかしいな。

500年間大量発生だぞ。あとそれと

夫に堂々と不倫しろって言ってくる

やつたぶんお前くらいだぞ。」


「し、仕方ないじゃない。必要なんだし。

わ、私は二日に一回ちゃんと相手してくれたら

それで...じゅうぶんだから。」


「一週間に一度あるかないかでいいと思ってる

俺と比べれば好きの度合いの差がまるわかりだなぁ。

俺負けてんじゃん。コクったの俺なのに。

プロポーズも俺なのに。ていうか二日にいっぺん

帰ってくるんならもうそれ出張じゃ無いよな?」


「つべこべ言わない!んじゃ、明日から

頑張ってよね。」


「ホワッツ!?明日!?

それは聞いてねぇー!」


「四日もあんたが寝てたからよ。

でも、明日の朝までの時間は一杯あるから。

それまでは、一緒に...ね?ソウシ」


「そのタメも、お決まりだよな。」


ムードぶち壊し発言に

自称闇の王、ソウシは頬に強烈なビンタを

食らわされた。

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